ローマ＝チーヴィタ・カステッラーナ＝ヴィテルボ線

ローマ＝チーヴィタ・カステッラーナ＝ヴィテルボ線（Ferrovia Roma-Civita Castellana-Viterbo）は、イタリアの首都ローマを起点に、チーヴィタ・カステッラーナを経由してヴィテルボに至る都市鉄道路線です。この路線は、ローマの公共交通機関を運営するATAC（Azienda Tramvie ed Autobus del Comune di Roma）によって運営されており、「ローマ北線（Roma Nord）」とも呼ばれています。

路線概要

この路線は、ローマ市中心部のフラミニオ広場に位置するフラミニオ広場駅を起点としています。この駅は、ポポロ広場に隣接しており、観光客にとってもアクセスしやすい場所にあります。路線はそこから北西に進み、チーヴィタ・カステッラーナを経由して、ローマから約65km北西に位置するヴィテルボまでを結んでいます。

路線の歴史は古く、1913年にチーヴィタ・カステッラーナとヴィテルボの間が開通し、その後1932年にローマとチーヴィタ・カステッラーナの間が開通しました。この開通により、ローマと周辺地域を結ぶ重要な交通手段としての役割を果たすようになりました。

路線は、ローマを出発後、チーヴィタ・カステッラーナまでは古代ローマ時代から続くフラミニア街道に沿って進みます。その後、路線は北西方向に進み、ヴィテルボに至ります。このルートは、歴史的な街道と都市を結びつけ、沿線の風景も楽しむことができます。

駅と乗り換え

起点のフラミニオ広場駅では、ローマ地下鉄A線のフラミーニオ駅、そしてトラム2系統との乗り換えが可能です。これにより、ローマ市内各地へのアクセスが非常に便利です。また、終点のヴィテルボ駅では、イタリア鉄道（Trenitalia）の近郊路線FL3に乗り換えることができます。この接続により、ローマからさらに遠くの地域への移動もスムーズに行えます。

運行状況

2014年現在の運行状況では、フラミニオ駅とモンテベッロ駅間では、平日昼間は毎時5本、ラッシュ時には毎時7本、休日には毎時2〜3本の列車が運行されています。また、フラミニオ駅とヴィテルボ駅の間では、平日は1日に12〜16本、休日は1日に6本の列車が運行されています。フラミニオ駅からモンテベッロ駅までの所要時間は約20分、ヴィテルボまでは約2時間40分です。

これらの情報から、この路線が都市近郊の通勤・通学、そして観光客の移動手段として、重要な役割を果たしていることがわかります。

まとめ

ローマ＝チーヴィタ・カステッラーナ＝ヴィテルボ線は、ローマの歴史と文化、そして都市生活を支える重要な鉄道路線です。沿線の風景を楽しみながら、ローマから北西方面の都市へのアクセスを提供しています。

外部リンク

Atac official website

参考文献

(具体的な参考文献は提供されていません)

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