ワキタ

株式会社ワキタについて

株式会社ワキタ（英名: Wakita & Co., LTD.）は、日本の大阪市西区江戸堀に本社を持つ専門商社であり、土木や建築機械のリース事業を主軸として、不動産事業や店舗の企画・開発など、さまざまな事業を展開しています。また、同社は三和グループに属し、みどり会の会員企業でもあります。コーポレート・メッセージとして「Build Up Tomorrow.」を掲げ、未来に向けた事業展開を示唆しています。

事業内容

ワキタの主な業務は、土木や建築に関連する機械のリースです。具体的には、建設現場で使用されるハイドロウォッシャーやアスファルト舗装用のバイブレーションランマーなど、一部の機械については自社製造を行っていたものの、2011年以降は他社に製造を委託しています。これに加えて、建材の輸入や賃貸ビル・分譲住宅の施工も行っており、幅広い事業展開が特徴です。

さらに、同社はショッピングモールや店舗のテナント開発などにも力を入れており、商業施設の企画・開発においても積極的な姿勢を見せています。これにより、単なる機械リース会社にとどまらず、地域社会に対する貢献を追求する企業としての顔も持っています。また、ブライダルやカラオケなどのアミューズメント関連の事業も行っており、過去には1996年に通信カラオケ「SynCom」をリリースしたことも注目されています。この商品は、エクシングが提供していたSONGOKUのOEM製品であり、2005年に全権利がエクシングに譲渡されました。

沿革

ワキタの歴史は1955年3月に始まります。この年に脇田機械工業所を大阪市西区梅本町（現・本田1丁目）で創業しました。1960年3月には資本金200万円で株式会社に改組し、脇田機械工業株式会社という商号に変更しました。その後、1974年に商号を株式会社ワキタに変更し、1979年には大阪証券取引所市場第二部に上場しました。1983年には本社を大阪市南区に移転し、1989年には市場第一部銘柄に指定されました。

21世紀に入ってからも、同社は積極的に成長を続けており、2000年には登記上の本社を現在地である大阪市西区江戸堀に変更、2007年には千葉リース工業株式会社を連結子会社化しました。さらに、2013年には東京証券取引所市場第一部に指定され、その後も複数の企業を連結子会社として迎え入れています。近年も、株式会社グランドアースや株式会社九州機械センターを連結子会社化し、さらなる事業拡大を目指しています。

まとめ

以上のように、株式会社ワキタは土木・建築機械のリースを中心に、商業施設や不動産開発、アミューズメント事業など、幅広い事業を展開する専門商社です。その豊富な経験と積極的な成長戦略によって、地域に根ざした企業としての存在感を高めています。

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