ワールドサッカー ウイニングイレブン 2014

ワールドサッカー ウイニングイレブン2014

『ワールドサッカー ウイニングイレブン2014』（英称：WORLD SOCCER Winning Eleven 2014、欧州名：Pro Evolution Soccer 2014）は、コナミデジタルエンタテインメントからリリースされたサッカーゲームで、ウイイレシリーズの第18作目です。このソフトは、全プラットフォームを通じて登場した作品の中でも、特に多くの新要素や機能を搭載した作品として注目されています。略称は『ウイイレ 2014』です。

新しいエンジンの採用

本作では、改良されたFox Engineが採用されています。このエンジンにより、選手の表情やアクション、ユニフォームに付着する汗や汚れ、さらには光の反射までリアルに再現され、非常にリアルなサッカー体験を提供しています。スタジアムの演出も大幅に向上しており、発炎筒の使用やコレオグラフィーの追加など、観客の応援の様子もより一層迫力を増しています。

さらに、物理演算エンジンにはHavokが組み込まれ、プレイヤーの動きやボールの挙動がより自然でリアルになりました。ユーザーは、今回から追加された3rdと4thユニフォームも選択してプレイできるようになり、チームのバリエーションが増しています。ですが、昨年の作品であった2013版には収録されていた全クラブのスタジアムやスタジアムエディット機能がないため、若干の物足りなさも感じるファンもいるかもしれません。

トレーニングモードの変化

今作ではトレーニングモードも変更が加わり、ユーザーは必ず2チームを選択して練習を行わなければなりません。各チームはそれぞれのホーム・アウェイユニフォームを選べるため、現実の試合に近い感覚で練習に臨むことができます。ただし、雨の設定はできず、場合によっては現実離れした要素が残ることもあります。

蒼き侍の挑戦

特に日本市場に特化した「蒼き侍の挑戦」は、独自のモード「ジャパンチャレンジ」を搭載し、日本のファンにも楽しめる仕上がりとなっています。これは、海外版とは異なる要素が盛り込まれており、Jリーグが初めてパッケージに収録されたことが大きな特徴です。古い日本のユニフォームや特典も提供され、ファンの熱気をさらに高めています。

ライセンスとチーム

ライセンス面では、リーガ・エスパニョーラやリーグ・アン、エールディヴィジといった主要リーグをフルライセンス契約で収録しています。一方、セリエAは偽名での登場となりますが、全クラブは実名でプレイできます。特にJリーグに関しては、一部のチームが初期収録されており、DLCを通じて他のチームも追加される予定です。

スタジアムとボール

実名スタジアムも多数収録されており、ユニークなフィールドでプレイ可能です。オールド・トラッフォードやウェンブリー・スタジアムといった名所は、ゲーム内で実際に体験でき、サッカーファンにとって嬉しい要素が詰まっています。また、さまざまなボールがエキシビジョンで使用できるため、プレイスタイルに合わせた選択もできます。

結論

『ワールドサッカー ウイニングイレブン2014』は、技術的進歩と新モードの追加により、ゲーム体験をより豊かにする作品となっています。サッカーファンならずとも、リアルなサッカーの魅力を体感できる一本です。

もう一度検索