一柳末昆

一柳末昆（ひとつやなぎ すえひで）

一柳末昆は、江戸時代中期に活躍した大名であり、播磨国小野藩の第4代藩主として知られています。

生涯

元禄12年（1699年）に、小野藩の世嗣であった一柳直昌の長男として誕生しました。しかし、元禄14年（1701年）に父が早逝。父・直昌は、小野藩主であった一柳末礼の弟であり、その養嗣子となっていた関係から、正徳元年（1711年）6月6日に末昆は末礼の嫡孫という立場になりました。そして、正徳2年（1712年）4月5日、末礼の死去に伴い、わずか14歳という若さで家督を相続し、小野藩の藩主となりました。

藩主就任後、同年4月15日には、6代将軍徳川家宣に初めて謁見しました。正徳3年（1713年）3月7日には、従五位下対馬守に叙任されています。享保3年（1718年）4月15日には、初めて領地である小野への入国許可を得ました。享保10年（1725年）には、土佐守に遷任されています。

また、彼は駿府加番も務めました。

元文2年（1737年）8月12日に39歳で死去。墓所は東京都渋谷区広尾にある祥雲寺にあります。跡は長男である一柳末栄が継ぎました。

参考文献

『寛政重修諸家譜』巻第六百四
『[寛政重修諸家譜]] 第四輯』（国民図書、1923年） [国立国会図書館デジタルコレクション
『新訂寛政重修諸家譜 第十』（八木書店、1965年）
一柳貞吉『一柳家史紀要』1933年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1192151

外部リンク

* デジタル版 日本人名大辞典+Plus『一柳末昆』 - コトバンク

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