七尾県

七尾県（ななおけん）

概要

七尾県は、1871年（明治4年）に能登国全域と越中国西部を管轄するために設置された県です。現在の石川県能登半島と富山[[県]]西部に相当する地域を管轄していました。しかし、その存在期間は短く、翌年には廃止されています。

沿革

明治4年11月20日（1871年12月31日）：第1次府県統合により、金沢県から能登国と越中国射水郡が分離され、七尾県が発足しました。県庁は鹿島郡所口村小丸山（現在の七尾市馬出町）の小丸山城跡に設置されました。
明治5年9月25日（1872年10月27日）：射水郡が新川[[県]]に、残りの地域が石川県に合併され、七尾県は廃止されました。これにより、七尾県はわずか1年足らずでその歴史を終えることとなりました。

管轄地域

七尾県は、能登国全域と越中国射水郡を管轄していました。これは、現在の石川県能登半島と富山[[県]]西部にあたる地域です。

歴代知事

七尾県の知事は以下の通りです。

明治4年11月20日（1871年12月31日） - 明治5年9月25日（1872年10月27日）：権参事・三島為嗣（前大蔵省七等出仕、元長崎県士族）。七尾県発足から廃止まで務めました。
明治5年9月25日（1872年10月27日） - 明治5年（1872年）12月：権令・中島錫胤（前飾磨県権令、元徳島藩士）。七尾県廃止後の事務処理を行ったと考えられます。

脚注

七尾県は短命に終わりましたが、この地域の行政区分を考える上で重要な歴史的転換点であったと言えるでしょう。

関連項目

七尾藩 - 七尾県との直接的な関係はありません。
金沢藩 - 七尾県成立前の管轄地域。
石川県 - 七尾県廃止後に編入された地域。
富山[[県]] - 七尾県が一部管轄していた地域。

もう一度検索