七條祐樹

七條祐樹 - 元プロ野球選手

七條祐樹（しちじょう ゆうき）、1984年7月10日生まれの元プロ野球選手で、その出身は宮崎県東臼杵郡北浦町（現在の延岡市）です。投手としてのキャリアを持つ彼は、プロ入りから多くの印象的な瞬間を残しました。

経歴

プロ入り前

彼は小学3年生の時から野球を始め、宮崎県立延岡工業高等学校に進学後は、名門校での活躍が期待される存在と認識されていました。特に、3年生の時には第74回選抜高等学校野球大会に出場し、そこでのパフォーマンスが注目を集めました。卒業後は日産自動車九州に入社し、アマチュアとしての挑戦を続けましたが、2006年にはJR九州の補強選手として第77回都市対抗野球でプレー。肘の故障により、その後の登板機会が減少しましたが、2009年には伯和ビクトリーズに移籍し、再びエースとしての活躍を遂げました。

プロ入り後

2010年10月28日、プロ野球ドラフトで東京ヤクルトスワローズから2位指名を受け、プロ野球選手としての道を歩み始めました。2011年6月28日には、対読売ジャイアンツ戦で一軍初登板を果たし、初先発での好投を見せました。この試合では7回を投げてわずか1失点という成績を残し、勝利投手に輝く快挙を成し遂げました。新人選手として巨人戦で初登板初勝利を挙げたのは、チーム史上初となります。

その後、8月には球団新人記録となる先発初登板からの4連勝を記録します。2012年シーズンは6試合に先発して2勝3敗。「復活」の年となった2013年にはリリーフ投手として30試合に登板し、7月7日にはプロ初セーブも記録しました。

2014年のシーズンは開幕を二軍で迎えましたが、5月には一軍に昇格し、再び存在感を発揮。9月5日の巨人戦での完投勝利は、彼にとって特に感慨深いもので、インタビュー中には感情が高まり言葉を詰まらせる瞬間も見られました。

しかし、2015年には一軍公式戦への登板機会がなく、シーズン終了後に戦力外通告を受けたのを機に現役引退を決断しました。引退後は2015年11月2日にヤクルトと打撃投手として契約を結びました。

選手としての特徴

七條選手の特徴は、スリークォーターから繰り出す最速149km/hの直球です。その球速とコントロールに加え、スライダーやシュート、ツーシーム、チェンジアップなど多彩な変化球を投げる技術を持っていました。愛称の「バカボン」は社会人時代の先輩から与えられ、また「チリ紙王子」は彼と同名の斎藤佑樹選手に対抗する形で名付けられました。

さらに、ロンドン五輪では競泳で活躍した松田丈志選手と同級生という親しい関係を築いています。

成績・記録

七條選手は多くの試合で素晴らしい成績を残しており、以下は彼の主な記録です：

• - 初登板：2011年6月28日、対読売ジャイアンツ。
• - 初セーブ：2013年7月7日、対中日ドラゴンズ。
• - 初完投勝利：2014年9月5日、対読売ジャイアンツ。

結論

七條祐樹は、プロ野球選手としての華やかなキャリアを持つ中で、たくさんの試合でその実力を証明してきました。その姿が多くのファンや仲間に励ましとなり、今後も彼の活躍を見守りたいと思います。

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