万太郎山

万太郎山（まんたろうやま）

万太郎山は、群馬県利根郡みなかみ町と新潟県南魚沼郡湯沢町にまたがる三国山脈に位置する標高1,956mの山です。この山は、日本百名山の一つである谷川岳の支峰として知られています。

地理的特徴

万太郎山は、関越自動車道の関越トンネルの真上に位置し、その換気塔が山腹に設置されているという特徴的な景観を持っています。この換気塔は、高速道路を利用する人々に山の存在を印象づけるランドマークとなっています。また、万太郎山は「ぐんま県境稜線トレイル」のコースの一部となっており、縦走を楽しむ登山者に人気があります。

登山ルート

万太郎山への主な登山ルートは以下の通りです。

国境稜線ルート: 谷川岳の主峰であるトマの耳、または平標山から上越国境稜線をたどるルートです。このルートは、稜線歩きを楽しめる一方で、長距離となるため、体力が必要です。
吾策新道ルート: 新潟県側の土樽から吾策新道を利用するルートです。登山口には駐車スペースがあり、およそ4時間で山頂に到達できます。比較的短時間で登れるため、日帰り登山にも適しています。

万太郎山は中央分水嶺に位置するため、太平洋側と日本海側の気象の分岐点となります。そのため、年間を通して天候が急変しやすいという特徴があります。登山者は、事前の天気予報の確認はもちろんのこと、登山中も天候の変化に注意する必要があります。

周辺施設

万太郎山付近には、無人の大障子避難小屋があります。緊急時には利用できますが、食料や寝具は各自で用意する必要があります。

周辺の山々

万太郎山の周辺には、以下のような山々が連なっています。

谷川岳
一ノ倉岳
茂倉岳
武能岳
仙ノ倉山
平標山

これらの山々は、いずれも上信越高原国立公園内に位置し、豊かな自然が残されています。縦走することで、これらの山々を一度に楽しむことも可能です。

その他

万太郎山を含むみなかみ町一帯は、「みなかみユネスコエコパーク」に指定されており、自然と共生する地域づくりが進められています。また、赤谷川流域では、自然再生の取り組みも行われています。

外部リンク

* 万太郎山 - Yamakei Online

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