三保三隅駅

三保三隅駅の概要

三保三隅駅（みほみすみえき）は、島根県浜田市三隅町西河内にある、鉄道網の一部である西日本旅客鉄道（JR西日本）山陰本線の駅です。特急が一部停車するほか、以前は全ての快速「アクアライナー」がここに停まっていました。鉄道の利用状況を示す事務管コードは▲640768です。

歴史

この駅の歴史は1922年（大正11年）9月1日まで遡ります。鉄道省による山陰本線周布駅から当駅までの延伸工事が行われ、ここで終着駅としての運行が始まりました。同年内に客貨の取り扱いも始まりました。5467

1923年（大正12年）12月26日には、山陰本線が石見益田駅（現在の益田駅）まで延伸され、この駅は途中駅としての役割を持ち始めます。
その後、1978年（昭和53年）3月26日には貨物の取り扱いが廃止され、1985年（昭和60年）3月14日には荷物の取り扱いも終了します。
1987年（昭和62年）4月1日に国鉄が分割民営化され、駅は西日本旅客鉄道（JR西日本）として運営されることとなりました。

さらに2021年（令和3年）には、3月12日をもってきっぷうりばの営業が終了し、4月1日には無人駅に移行しました。
2024年（令和6年）11月2日には、大雨による災害の影響で石見津田駅と益田駅間の運転が一時停止し、浜田方面からの列車が当駅で折り返すこととなりました。しかし、11月30日にはその運行が再開されています。

駅の施設

三保三隅駅は、単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅で、列車の交換や待避が可能です。木造の駅舎があり、駅舎は単式1番のりば側に設置されています。島式の2・3番のりばへのアクセスは、出雲市寄りの跨線橋を利用することになります。かつては駅舎内に売店がありましたが、現在は閉店しています。
この駅は無人駅ですが、平日朝には定期的に駅係員による対応が行われており、また自動券売機も設置されています。

のりば情報

この駅ののりばの配置は、下り本線が1番のりば、上り本線が2番のりばとなっています。3番のりばは上下副本線で、こちらも両方向からの入線と発車に対応しています。しかし、3番のりばからは上り列車の一部が発着し、下り側からの列車は設定されていないことが特徴です。

利用状況

2022年度の1日あたりの平均乗車人数は98人です。この利用状況は、過去数十年にわたり減少傾向にあります。2004年度には247人、1994年度には376人、1984年度には448人の乗客が利用していました。

周辺地域

駅周辺には複数のバス路線が整備されており、浜田市生活路線バスの三隅路線である「ひゃこるバス」が運行されています。循環線や井野室谷線、平原森溝線など、地域住民にとって重要な交通機関です。ただし、津和野エクスプレスは駅前には停車しません。

隣接駅

三保三隅駅の隣接駅は、JR西日本の山陰本線に沿って折居駅と岡見駅があります。特急「スーパーまつかぜ」や「スーパーおき」の停車駅については、それぞれの記事を参照することが推奨されます。

このように、三保三隅駅は長い歴史を持ちつつ地域の交通を支える重要な役割を果たしています。

もう一度検索