折居駅

折居駅（おりいえき）

折居駅は、島根県浜田市西村町に位置するJR西日本の山陰本線にある駅です。この駅は特急列車が通過するものの、昔は快速「アクアライナー」が停車していた地域密着の鉄道駅です。

歴史

折居駅の設立は1924年4月1日で、当初は鉄道省による山陰本線の新設駅として、周布駅と三保三隅駅の間に開業しました。最初は旅客と小手荷物の取り扱いのみでしたが、1939年には貨物取扱も始まり、1947年には車扱貨物の取扱いが開始されました。

一方で、1962年には貨物取扱いが廃止され、1984年には荷物扱いも終了しました。1985年には無人駅化が進み、1987年には国鉄の分割民営化の影響を受けてJR西日本の駅となりました。最近の2019年には駅舎の外壁が塗り替えられ、印象的な海と空をイメージしたデザインに生まれ変わりました。

駅の構造

折居駅は島式ホーム1面2線と保線用の側線1本を備えた地上駅で、列車の交換が可能です。木造の駅舎があり、浜田鉄道部が管理する無人駅です。以前は海側に位置していた駅舎内に乗車駅証明書発行機が設置されていましたが、駅舎からホームへは跨線橋を介してアクセスします。待合室も設置されていますが、トイレはないため、利用者は注意が必要です。

のりば

ホームにはのりば番号が整備されており、列車運転指令上は駅舎側の上りが1番のりばとされています。

利用状況

2021年度の折居駅の1日平均乗車人員はわずか7人で、過去のデータと比較すると減少傾向が顕著です。例えば、2004年度は21人、1994年度は61人、1984年度には81人の利用がありました。このように、長い年月の中で折居駅の利用客は減少していますが、地域にとっては重要な交通の要所であり続けています。

駅周辺

周囲には自然が広がり、静かな環境が魅力です。隣接する駅は周布駅と三保三隅駅であり、山陰本線の重要な交差点となっています。近隣には特に大きな施設はありませんが、地域住民に利用され続けている存在です。

脚注

折居駅は日本の鉄道駅一覧に名を連ね、今後も地域の交通手段として重要な役割を果たすことでしょう。近くには「少女レイ」と呼ばれるボカロ曲に関連した特徴的な踏切があり、多くのファンが訪れるスポットとしても知られています。

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