三國志13

『三國志13』は、コーエーテクモゲームスより2016年1月28日に発売された歴史シミュレーションゲームであり、『三國志シリーズ』の13作目にあたります。本作はシリーズ30周年を記念する作品として、Windows版、PlayStation 3版に加え、シリーズ初のPlayStation 4|PlayStation_4版とXbox One版が同時発売されました。

当初は2015年12月10日の発売が予定されていましたが、延期されています。ゲームコンセプトは「人間ドラマ」「スペクタクル」「ダイナミズム」であり、特に人間ドラマに焦点を当てています。

『三國志X』以来となる全武将プレイが可能になり、プレイヤーは三国志の武将の一人としてゲームに参加できます。マップはフル3Dで描かれ、都市の内部までシームレスに拡大できるため、臨場感あふれるゲーム体験が可能です。キャラクターグラフィックは、特定の武将には内政時と戦闘時で異なるイラストが用意されています。

また、横山光輝の漫画『三国志』や中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』との共同企画により、各作品に登場した武将の画像が配信されました。ゲームは雑誌『ファミ通』のクロスレビューで合計36点（40点満点）を獲得し、プラチナ殿堂入りを果たしています。

音楽面では、吉川晃司の「Dance To The Future」が主題歌として使用され、ゲームの発売日と同日に配信が開始されました。楽曲のジャケットには、『三國志13』の武将風の吉川晃司が描かれています。レコチョク限定特典として、ゲームで使用できる武将「吉川晃司」のダウンロード用シリアルコードが配布されました。

本作では、豪華声優陣がキャラクターボイスを担当しており、曹操を井上和彦、諸葛亮を堀内賢雄、孫策を星野貴紀、周瑜を山中真尋、呂玲綺を長尾明希が演じています。その他、益山武明、大羽武士、藤原貴弘、藤井啓輔、遠藤大智、高口公介、赤城進、長谷川敦央、林和良、末柄里恵などが参加しています。

ゲームには、以下の基本シナリオが用意されています。

184年2月 黄巾の乱
190年1月 反董卓連合
195年1月 群雄割拠
200年2月 官渡の戦い
207年9月 三顧の礼
214年6月 益州平定

さらに、以下の追加シナリオも含まれています。

252年 1月 英雄十三傑
198年 1月 呂布討伐戦
208年 8月 赤壁の戦い

2017年2月16日には、新要素を追加した『パワーアップキット』が発売されました。『パワーアップキット』は、『三國志13』所持者向けの単体版と、非所持者向けの『三國志13 with パワーアップキット』の2種類が用意されています。PK単体版はWindows版はパッケージ・ダウンロードの両方が発売されましたが、PlayStation 4|PlayStation_4、PlayStation 3、Xbox Oneの単体版はダウンロード販売のみとなっています。

パワーアップキットには、以下の基本シナリオが追加されています。

195年 7月 小覇王勇躍
208年 8月 華容道の変（仮想）
211年 7月 潼関の戦い
227年 1月 出師の表

さらに、追加シナリオとして以下のものが含まれています。

223年 6月 五路侵攻
253年 1月 姜維北伐（仮想）
199年 1月 四夷六国（仮想）

これらのシナリオは、歴史に基づいたものだけでなく、仮想のシナリオも含まれており、プレイヤーは様々な状況で三国志の世界を体験できます。

『三國志13』は、その美しいグラフィックと奥深いゲームシステムで、多くのファンを魅了した作品です。公式サイトでは、より詳しい情報が提供されています。プレイヤーは、このゲームを通じて三国志の壮大な歴史を追体験することができます。

三國志13 公式サイト

三國志13 with パワーアップキット 公式サイト

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