三國志DS

『三國志DS』は、コーエーテクモゲームスから発売されたニンテンドーDS用歴史シミュレーションゲームで、「三國志シリーズ」の一つです。当初2005年9月29日に発売予定でしたが、度重なる延期の末、2006年2月23日に発売されました。

本作は、プレイヤーが後漢末期から三国時代の英雄となり、天下統一を目指すゲームです。ベースとなっているのは1992年に発売された『三國志III』で、そのシステムを基盤に、アイテムや登場人物、シナリオなどが大幅に追加されています。特に武将やアイテムの追加が目立ち、顔グラフィックも変更されています。ゲームモードは、オリジナルの『III』に近いオーソドックスモードと、武将の技能追加や戦闘システムが変更されたDSオリジナルモードの2種類が用意されています。

登場人物数はシリーズ最多の779人を誇りますが、新規登場人物は少なく、『III』に登場する人物に黄巾の乱シナリオや三国時代末期の人物が追加された形です。能力値は、追加人物を除き『III』の値がほぼ踏襲されています。顔グラフィックは『三國志X』のものが採用されています。

また、中国全土の統一を目標とする通常のシナリオの他に、DSオリジナルモード専用のチャレンジシナリオが用意されており、こちらでは特定の目標達成を目指します。チャレンジシナリオのクリア成績に応じて、様々なアイテムやグラフィックを入手できます。

ニンテンドーDSの二画面とタッチパネルを活用したことで、戦略シミュレーションゲームに不可欠な情報量を分かりやすく表示し、操作性も向上しています。さらに、ニンテンドーDSが2台あれば、通信対戦による一騎討ちも楽しむことができます。

三國志2（3DS版）

『三國志2（3DS版）』は、2015年8月6日にコーエーテクモゲームスから発売されたニンテンドー3DS用歴史シミュレーションゲームです。こちらは『三國志DS』のアップグレード版という位置づけで、『三國志III』をベースに開発されています。

『三國志DS』から、新たに「曹操献帝を擁し台頭す」や「劉備鳳雛を伴い蜀へ入る」などの6本のシナリオが追加され、より幅広い時代の物語を楽しめるようになりました。システム面では、武将や都市のステータス値を編集できるエディット機能が追加され、ゲームの自由度が増しています。

外部リンク

三國志DS（公式サイト）
三國志2（3DS版）

もう一度検索