三島村・鬼界カルデラジオパーク

三島村・鬼界カルデラジオパーク

三島村・鬼界カルデラジオパークは、鹿児島県鹿児島郡三島村の全陸域とその周辺海域をテリトリーとするジオパークです。2015年9月に日本ジオパークとして認定されました。このジオパークは、日本最南端に位置し、海底カルデラと特徴的な3つの島々から構成されています。

概要

ジオパークは、薩摩半島の南に広がる海底カルデラと、竹島、硫黄島、黒島の三つの島から成り立っています。竹島は、日本で最も新しい巨大噴火の痕跡が残る場所であり、硫黄島は活発な火山活動を見ることができます。また、黒島は独自の文化と信仰形態が残る島として知られています。この地域では、火山災害の歴史や、鉱物資源、地熱、温泉といった自然の恵み、そしてそれらと深く関わってきた人々の歴史を学ぶことができます。これらの要素が組み合わさり、他に類を見ない独特な景観と文化を形成しています。

沿革

2015年9月4日に、三島村・鬼界カルデラジオパークは日本ジオパークとして正式に認定されました。この認定は、地域の自然遺産の保全と、教育、観光への活用を目的としています。

主なジオサイト

日本ジオパークネットワークのウェブサイトでは、以下の場所が「主な見どころ・おすすめジオサイト」として紹介されています。

竹島:
竹島港: 島への玄関口であり、独特な地形を見ることができます。
籠港: 漁港として利用されており、島の生活を垣間見ることができます。
硫黄島:
岬橋: 海に突き出した岬に架かる橋で、火山活動による地形の変化を観察できます。
東温泉: 火山性の温泉が湧き出る場所で、地熱を体感できます。
俊寛堂: 平家物語に登場する俊寛僧都が流された場所として知られ、公園として整備されています。
大浦港: 硫黄島の主要な港であり、島の交通の要となっています。
平家城: 硫黄島に残る歴史的な遺跡です。
地熱: 火山活動により地熱が高く、そのエネルギーを利用した施設などがあります。
昭和硫黄島: 過去の火山活動によって形成された場所。
黒島
塩手鼻: 特徴的な地形と自然景観が美しい場所です。

鬼界カルデラについて

このジオパークの中心的な存在である鬼界カルデラは、巨大な火山噴火によって形成された海底カルデラです。カルデラ内には、活発な火山活動がみられる場所や、過去の噴火の痕跡が残っており、地球のダイナミズムを感じることができます。

関連項目

鬼界カルデラ

外部リンク

GO! MISHIMA 三島村・鬼界カルデラジオパーク - NPO法人みしまですよ
三島村・鬼界カルデラジオパーク - 日本ジオパークネットワーク

三島村・鬼界カルデラジオパークは、その独特な地形と、火山活動が生み出した自然の恵み、そして人々の歴史が織りなす魅力的な場所です。訪れる人々に、地球のダイナミズムと、自然と共生する人々の暮らしを教えてくれます。

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