三条公行

三条公行（さんじょう きんゆき）

三条公行は、平安時代後期の公卿であり、太政大臣を務めた三条実行の次男として生まれました。彼は、従三位・参議という高い官位にまで昇り、当時の朝廷において重要な役割を果たしました。また、三条家を代表する人物の一人であり、内大臣・三条公教とは同母兄弟にあたります。

官歴

公行は、 следующие官歴を歩みました。

保安3年（1122年）：右兵衛佐に任官
保安5年（1124年）：従五位上に昇叙
大治元年（1126年）：正五位下に進み、左少将に任官
天承元年（1131年）：周防介を兼任し、左少弁に転任
長承元年（1132年）：右中弁に昇進
長承2年（1133年）：従四位下に昇叙
長承3年（1134年）：従四位上に昇叙、権左中弁に転任、正四位下に昇叙
長承4年（1135年）：左中弁に転任
保延2年（1136年）：備前介を兼任し、蔵人頭に補任
保延4年（1138年）：参議に任官
保延5年（1139年）：播磨権守を兼任
永治元年（1141年）：右兵衛督を兼任
永治2年（1142年）：従三位に昇叙
康治3年（1144年）：越前権守を兼任

これらの官歴から、公行が着実に昇進を重ね、朝廷において重要な地位を占めていたことがわかります。

系譜

公行の系譜は以下の通りです。

父：三条実行
母：藤原顕季の三女
妻：源顕親の娘
男子：三条実長（1128?-1183）
妻：藤原忠宗の娘
男子：三条行雅 - 藤原忠雅の養子
生母不明の子女
男子：実海（1135-1182） - 源憲俊の養子
男子：実慶
男子：実豪
* 男子：尊実

公行は多くの子に恵まれ、その子孫はそれぞれの道で活躍しました。特に、三条実長は公行の後を継ぎ、三条家の発展に貢献しました。また、実海は源憲俊の養子となり、別の家系を継承しました。

三条公行は、平安時代後期の朝廷において重要な役割を果たした公卿であり、その官歴と系譜は、当時の社会構造や人間関係を理解する上で貴重な情報源となります。彼の生涯は、平安貴族社会の一側面を鮮やかに描き出しています。

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