三東洋

三東 洋（さんとう ひろし）

概要

三東洋は1978年10月7日生まれ、島根県鹿足郡津和野町出身の元プロ野球選手であり、現在は柔道整復師として活躍しています。彼は兵庫県神戸市に位置する「日常鍼灸整骨院」の院長及び「パーソナルトレーニングジム BASE for」の代表を務めています。

学生時代

三東は小学5年生から野球を始め、津和野中学校では外野手としてプレーしました。その後、私立益田東高校に進学し、そこでも野球を続けました。高校3年生の時、島根大会でノーヒットノーランを達成し、53奪三振は当時の記録を更新しました。この素晴らしい成績により、第78回全国高等学校野球選手権大会にも出場しました。高校卒業後は駒澤大学に進学しましたが、ケガに苦しむことになります。

プロ入りの経緯

大学卒業後、ヤマハに入社しチームの控え投手として過ごしました。2002年のドラフトでは阪神タイガースに6位指名され、津和野町出身者として初のプロ野球選手となりました。彼は2003年にルーキーとしてデビューし、フレッシュオールスターゲームでの出来事や初登板の様子が話題になります。特に初登板の際には、牽制球でランナーを刺す等、期待されたデビューを飾りました。

プロ野球選手としての活動

2004年にはプロ初先発・初勝利を達成しましたが、その後は肩の故障に悩まされ、2007年まで一軍の登板はありませんでした。最後には戦力外通告を受け、現役を引退。彼にとっては辛い数年間であったものの、投げられない時期の焦りから「早く引退したかった」と振り返ることが多かったといいます。

引退後のキャリア

引退後、まずは三重県の人材派遣会社での勤務を経て、兵庫県の野球教室で1年間働きました。その後、2011年には柔道整復師の資格を取得するために専門学校へ入学。3年間の勉強と実務を重ね、2012年には神戸市にてトレーニング施設を開業しました。また、1年間の整骨院での勤務を経て、2015年には「日常鍼灸整骨院」を開院しました。現在はパーソナルトレーニングと野球指導に力を入れ、特に東南アジアでの指導にも熱心です。

選手としての特長

三東洋の特徴は、一塁への牽制が非常に上手であったことです。特に同僚の赤星憲広からもその技術が認められ、彼自身も問題意識を持つようになったと伝えられています。これにより、彼は投手としての立ち位置を確立しました。

最後に

三東は現役引退後もトレーナーとして選手たちの成長を支える立場であり続けています。彼の経験と知識は、未来の選手たちにとって大いに役立つことでしょう。

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