三津浜駅

三津浜駅

三津浜駅（みつはまえき）は、愛媛県松山市会津町に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）予讃線の駅です。駅番号はY54で、駅名標には「坊っちゃんゆかりのターナー島の駅」というコメントが添えられています。この駅は、地域の人々にとって重要な交通拠点であり、特に学生の利用が多いことが特徴です。

歴史

三津浜駅は、1927年（昭和2年）4月3日に、鉄道省予讃線の伊予北条駅から松山駅間の開通に伴い開業しました。当時は温泉郡三津浜町に位置していました。その後、1982年（昭和57年）11月15日に貨物取扱が廃止され、1985年（昭和60年）3月14日には荷物扱いも廃止、無人駅となりました。しかし、1987年（昭和62年）2月15日には再び職員が配置され、売店も併設された直営駅に戻りました。同年4月1日の国鉄分割民営化により、JR四国の駅となり、2010年（平成22年）9月1日に再度無人駅化されました。

駅構造

駅の構造は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、1線スルー方式となっています。本屋側（1番のりば）の線路は通過線として機能し、制限速度は100km/hです。通常、停車列車も上下線ともに、行違いがない場合は基本的に1番のりばを通行します。かつては2面3線の形態でしたが、3番のりばの線路は撤去され、現在の構造になりました。駅構内には、かつての通票閉塞時代の信号扱い所跡や、腕木信号用のケーブル跡など、単線区間のローカル駅の特徴的な佇まいが残っています。以前は直営駅で、平日午前中には社員が配置されていましたが、2010年に無人駅化されました。駅には自動券売機が設置されており、駅舎の一部ではうどん店が営業しています。

のりば

利用状況

2019年度の1日平均乗降人員は1,092人でした。かつては一部の特急列車が停車していましたが、現在は停車駅から外れています。主な利用客は地元の高校生で、特に新田高等学校の受験日には多くの受験生が利用し、駅が大変混雑します。

駅周辺

松山市三津地区の玄関駅は伊予鉄道の三津駅であるため、駅前は比較的閑散としています。三津浜駅から伊予鉄の三津駅までは徒歩約15分の距離ですが、伊予鉄バスがループバスを運行しています。2008年には駅前に14階建ての分譲マンションが建設され、その後、駐輪場やロータリーなど駅前が整備されました。

駅周辺には、以下の施設があります。

セブンスター三津店
松山生協三津店
愛媛信用金庫三津浜支店
松山内浜郵便局
三津浜港（徒歩30分）
愛媛県立松山西中等教育学校（徒歩10分）
* 松山少年鑑別所

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■予讃線

伊予和気駅 (Y53) - 三津浜駅 (Y54) - 松山駅 (Y55)

外部リンク

三津浜駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道

この駅は、地域住民の生活と学生の通学を支える重要な役割を果たしており、その歴史と構造は、地域の変遷を物語る貴重な存在となっています。

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