三浦太郎 (囲碁)

三浦太郎 (囲碁棋士)

三浦太郎（みうら たろう、2004年11月14日 - ）は、日本棋院東京本院に所属する囲碁棋士で、四段の段位を持つ。
東京都出身で、洪清泉四段門下。

経歴

小学2年生の時、父親に勧められたことがきっかけで囲碁を始める。荒川区囲碁連盟主催のこども囲碁教室や囲碁喫茶くまとねこ（現在は閉店）で腕を磨き、小学4年生の時にアマチュア大会である榴石会・初段戦で優勝。その後、洪清泉が主宰する洪道場に通い、さらに実力を高めた。

2016年、小学6年生の時に第37回少年少女囲碁大会で優勝を果たす。

その後、日本棋院東京本院の院生となり、2017年9月、冬季棋士採用試験に挑むも合同予選で敗退。2018年10-11月、同試験の本戦で10勝5敗の成績を収めたが、3位に終わり入段は叶わなかった（この時、豊田裕仁が13勝2敗、福岡航太朗が11勝4敗で入段）。

2019年10-11月、同試験で本戦11勝3敗の首位となり、同じく11勝3敗の近藤登志希と共にプロ入りを決めた。2020年4月、15歳で入段を果たす。

入段初年度の2020年には、非公式若手棋戦の第2回ワイズアカデミー杯で優勝。2021年にも非公式若手棋戦の第2回ディスカバリー杯で優勝。2022年の第3回ディスカバリー杯では、決勝戦で仲邑菫に敗れ準優勝となった。

2024年、第49期新人王戦で優勝し、自身初のタイトルを獲得。決勝戦では藤井浩貴を2勝0敗で下した。

2025年、第4回テイケイグループ杯俊英戦でBリーグを5戦全勝で1位通過し、決勝進出を決めている。

人物

対局に必要な体力を養うため、クライミングジムやスポーツハウスにも通う。
趣味は音楽鑑賞と読書で、特技はピアノとジャグリング。幼い頃には囲碁の他に水泳やバイオリンも習っていたが、心の底から楽しいと感じたのは囲碁だけだったという。

将来有望な棋士として、年代の近い関航太郎、福岡航太朗と合わせて「三たろう」と呼ばれることがある。

棋歴

獲得タイトル

新人王（2024年・第49期）

良績

テイケイグループ杯俊英戦 決勝進出（2024-25・第4回）
ワイズアカデミー杯 優勝（2020年・第2回）※非公式戦
ディスカバリー杯 優勝（2021年・第2回）、準優勝（第3回）※非公式戦

昇段履歴

2020年4月1日 入段
2021年11月26日 二段（勝数規定）
2023年1月1日 三段（賞金ランキング）
2024年12月22日 四段（勝数規定）

外部リンク

日本棋院 三浦太郎
洪道場 三浦太郎
* 三浦太郎 (@d4eTC8HW3DV3Yjn) - X（旧Twitter）

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