三田芳裕

三田芳裕

三田芳裕（みた よしひろ、1951年4月15日 - ）は、日本の実業家であり、株式会社玄冶店濱田家の代表取締役社長、明治座の代表取締役社長を務めています。また、日本食生活文化財団の理事長としても活躍しています。不動産管理会社である株式会社銀座コリドーの代表取締役でもあります。

経歴

東京・日本橋で生まれ、慶應義塾大学商学部を卒業後、家業である料亭「玄冶店 濱田家|玄冶店_濱田家」に入りました。1991年には明治座の非常勤取締役に就任し、その後、常務、専務、副社長を経て、2002年に代表取締役社長に就任しました。また、銀座コリドー街の一角にある山下ビルを部分管理する株式会社銀座コリドーの代表取締役も父親から引き継ぎました。2023年には文化庁長官表彰を受けています。

人物像

趣味は長唄とBSでのNBA（バスケットボール）観戦です。

玄冶店 濱田家|玄冶店_濱田家について

「玄冶店 濱田家|玄冶店_濱田家」は、日本橋人形町で江戸時代から続く老舗料亭です。この地はかつて歌舞伎の玄冶店の舞台となり、その後は芳町という花柳界として発展しました。明治時代には、川上貞奴がこの地の芸者置屋「濱田家」の養女となり、後に俳優の川上音二郎の妻となりました。置屋の「濱田家」は明治の末に店を閉めましたが、三田芳裕の祖父である五三郎が大正元年に料亭を開業する際、親戚であった関係から由緒ある「濱田家」の名を譲り受け、現在に至っています。川上音二郎の生家は、芳裕の妻である啓子の実家のすぐそばにあり、浅からぬ縁があります。

家族・親族

三田家は、東京都中央区日本橋人形町にあります。

祖父：五三郎（料理人、料亭「濱田家」創業者）
日本橋の福井楼という料亭の料理長でした。1912年（大正元年）に料亭濱田家を創業。
父：政吉（1910年（明治43年）生 - 2006年（平成18年）没）
母
妻：啓子（玄冶店「濱田家」女将）
1951年福岡市博多区生まれ。青山学院短期大学卒業後、日本航空に入社。学生時代の教授の紹介で三田芳裕と結婚。ゴルフと旅行が好きで、韓流ドラマを観るのがストレス解消法。
娘：2人。次女は元フジテレビアナウンサーの三田友梨佳。
息子：光政。明治座常務取締役。
息子の妻が濱田家の若女将として家業を手伝っています。

親戚には、割烹三川家を経営する三郎、割烹富士屋を経営する定吉、三田観光企業社長の三田庄三郎がいます。

関連項目

明治座
玄冶店 濱田家|玄冶店_濱田家
三田庄三郎
* 三田友梨佳

もう一度検索