三角地駅

三角地駅（サムガクチえき）

三角地駅は、韓国の首都ソウル特別市龍山区の漢江路1街に位置する、ソウル交通公社の駅です。この駅は「戦争記念館」という副駅名を有することからも、その重要性が伺えます。

利用可能な鉄道路線

三角地駅には、以下の二つの鉄道路線が利用可能です。

• - ソウル交通公社4号線（駅番号428）
• - ソウル交通公社6号線（駅番号628）

駅の歴史

三角地駅は、1985年10月18日に開業されました。当時の名称はソウル特別市地下鉄公社で、4号線の漢城大入口から舎堂区間が開通した際に活用され始めました。2000年12月15日には、6号線が鷹岩から上月谷区間まで延伸し、乗換駅としての役割を果たすようになりました。

2005年1月1日、ソウル特別市地下鉄公社はソウルメトロに改称され、これに伴い4号線はソウルメトロの駅として扱われるようになりました。その後、2014年には4号線で脱線事故が発生し、ソウル駅と舎堂間が5時間にわたり不通となる事故が発生しました。

さらに、2017年5月31日には、ソウルメトロとソウル特別市都市鉄道公社が統合され、現在の名称であるソウル交通公社の駅となりました。2024年10月頃には、副駅名として「戦争記念館」が付与される予定です。

駅名の由来

駅名の「三角地」は、1967年に開通した三角地高架道路に由来しています。この高架道路は、6号線の工事による地盤沈下の懸念で1994年7月9日の夜に撤去されてしまいました。また、歌手のベ・ホ（裵湖）が歌った楽曲「戻る三角地」は、この高架道路をモデルにしたもので、駅内には「裵湖　出会いの広場」が設置されています。

駅構造

三角地駅の4号線は、相対式ホーム2面2線を持ち、フルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。6号線に乗り換える際は、両ホーム共に淑大入口寄りにある連絡通路を利用することが可能です。改札口は2ヶ所、それに化粧室は改札内に1ヶ所あり、出入り口は合計で6ヶ所存在しています。

一方、6号線は島式ホーム1面2線を有し、こちらもフルスクリーンタイプのホームドアが完備されています。4号線に乗り換える場合は、仏岩山方面へのホーム緑莎坪寄りと烏耳島方面へのホーム孝昌公園前寄りにそれぞれ階段が利用できます。こちらの改札口も2ヶ所で、化粧室は改札外に1ヶ所設置されています。

利用状況

最近の三角地駅の1日平均利用人員のデータは開業以来増加傾向にあります。特に、6号線の開業年である2000年の利用者数は、開業日の12月15日から月末までの期間の平均でカウントされています。

駅周辺の施設

三角地駅の近隣には以下のような施設があります。

• - 国防会館
• - 南営駅
• - 大韓民国国防部
• - 大韓地方行政共済会
• - 三角地治安センター
• - ソウル龍山初等学校
• - ソウル地方報勲庁
• - 龍山登記所
• - ソウル龍山消防署
• - 戦争記念館
• - 漢江路
• - ソウル盲学校
• - 龍山基地

隣接駅

三角地駅の隣駅としては、以下の駅があります。

• - 4号線: 淑大入口駅 (427) - 三角地駅 (428) - 新龍山駅 (429)
• - 6号線: 孝昌公園前駅 (627) - 三角地駅 (628) - 緑莎坪駅 (629)

このように、三角地駅は歴史的背景や交通の要所として位置づけられる重要な駅です。

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