三遊亭金八

三遊亭金八について

三遊亭金八（さんゆうてい きんぱち）は、落語協会に所属する人気の噺家で、1970年10月5日に生まれました。本名は木村吉伸で、出身地は北海道の根室市です。彼の父親は、北方領土に位置する歯舞群島志発島の出身であり、金八自身は元島民の二世としての背景があります。

来歴

金八は1989年3月に北海道根室高等学校を卒業した後、1990年4月に四代目三遊亭金馬に入門しました。入門からは「三遊亭金八」として内弟子としての修行を開始し、同年の5月には上野鈴本演芸場にて初めて高座に上がります。このころから彼の落語家としてのキャリアがスタートしました。

1993年11月、金八は鈴々舎鈴之助や林家いっ平と共に二ツ目に昇進します。二ツ目の時期にはさまざまな落語会に参加し、幅広いジャンルの噺を披露しました。そして2002年3月には古今亭菊生や林家彦いちらと共に真打に昇進し、名実ともに一流の落語家としての地位を確立します。

芸歴

彼の芸歴は以下のようになります。

• - 1990年4月: 四代目三遊亭金馬に入門
• - 1990年5月: 前座として楽屋入り
• - 1993年11月: 二ツ目に昇進
• - 2002年3月: 真打に昇進

人物

金八は腹話術の披露時には「ター坊」を相方として、独自のスタイル「ぱちこく堂」を名乗っています。また、彼は毎年8月に浅草演芸ホールで行われる住吉踊り連に所属し、伝統芸能にも積極的に参加しています。
さらに、彼は昭和45年生まれの落語家たちと共に「笑いの45口径」という落語会も開催しており、幅広い活動を行っています。

関連書籍

金八に関連する書籍として、柳谷晃の著書『時そばの客は理系だった』があり、こちらは彼の落語が監修された作品です。

まとめ

三遊亭金八は、多彩な活動を通じて落語界に貢献し続ける実力派の噺家です。今後の彼の活動にも注目が集まります。彼のユニークなスタイルや落語に賭ける情熱は、多くのファンに愛され続けています。これからもますますの活躍が期待されることでしょう。

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