三重県道8号四日市鈴鹿環状線

三重県道8号四日市鈴鹿環状線

三重県道8号四日市鈴鹿環状線は、三重県の主要地方道の一つで、四日市市と鈴鹿市という県内でも重要な二つの都市を結んでいます。この路線は、両市の市街地を繋ぐ役割を担い、地域住民の生活や経済活動を支える重要な役割を果たしています。

概要

四日市鈴鹿環状線は、その名の通り、四日市市と鈴鹿市を環状に結ぶ路線として機能しています。しかし、全線が整備されているわけではなく、一部区間には狭隘な箇所や、大型車の通行が困難な場所も存在します。特に、四日市市笹川付近や采女付近では、道幅が狭く、対向車とのすれ違いが困難な状況が見られます。また、大字茂福の北部では、乗用車一台がやっと通れる程度の幅しかない区間があり、大型車の通行は事実上不可能です。鈴鹿市神戸付近も道幅が狭く、一部一方通行区間が設けられています。

このような状況を改善するため、各所で道路改良工事が進められています。特に、四日市市波木町から采女町にかけての区間では、拡幅やバイパス建設などの事業が計画・実施されており、今後の交通状況の改善が期待されています。

路線データ

2016年4月1日現在のデータによれば、四日市鈴鹿環状線の総延長は29.5713km、実延長は29.0694km、重用延長は0.5019kmとなっています。路線上には37本の橋梁があり、その総延長は1.0543kmです。

起点：四日市市東富田町 - 近鉄富田駅口交差点（国道1号交点）
終点：鈴鹿市北玉垣町 - 北玉垣町交差点（国道23号交点）

歴史

1977年3月18日：三重県道8号四日市環状線として路線認定
1982年4月2日：三重県道8号四日市鈴鹿環状線に改称
1993年5月11日：主要地方道として指定

路線状況

四日市鈴鹿環状線は、以下の区間で他の路線と重複しています。

三重県道520号富田停車場線（近鉄富田駅口交差点 - 四日市市富田2丁目）
三重県道9号四日市員弁線（四日市市茂福 - 四日市市羽津）
国道477号（四日市市尾平町地内）
三重県道44号宮妻峡線（四日市市八王子町 - 四日市市波木町）
三重県道630号川島貝家線（四日市市八王子町 - 四日市市貝塚町）
三重県道407号三畑四日市線（四日市市貝家町地内）

地理

四日市鈴鹿環状線は、四日市市と鈴鹿市という二つの自治体を通過します。これらの地域は、三重県内でも比較的都市化が進んでおり、住宅地や商業施設が多く点在しています。そのため、四日市鈴鹿環状線は、地域住民の生活道路としての役割も担っています。

交差する道路

四日市鈴鹿環状線は、以下の道路と交差しています。

国道1号（起点、四日市市釆女町）
三重県道520号富田停車場線
三重県道9号四日市員弁線
三重県道64号上海老茂福線
三重県道622号小牧小杉線
国道365号
国道477号バイパス
国道477号
三重県道44号宮妻峡線
三重県道630号川島貝家線
三重県道407号三畑四日市線
三重県道632号水沢本町采女線
三重県道115号鈴鹿宮妻峡線
三重県道27号神戸長沢線
三重県道103号四日市鈴鹿線
三重県道553号伊勢若松停車場神戸地子線
三重県道54号鈴鹿環状線
国道23号（終点）

別名

四日市鈴鹿環状線には、以下の別名があります。

あさけ通り（四日市市）
伊勢街道（四日市市、鈴鹿市）
伊勢参宮街道（四日市市、鈴鹿市）
* 旧国道23号（四日市市、鈴鹿市）

これらの別名は、四日市鈴鹿環状線が地域住民にとって、歴史的にも文化的にも重要な道路であることを示しています。

今後の展望

現在、四日市鈴鹿環状線では、道路改良工事が各所で行われています。これらの工事が完了することで、交通の円滑化や安全性の向上が期待されます。また、地域経済の活性化にも貢献することが期待されています。

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