上地港

上地港について

上地港（かみちこう）は、沖縄県八重山郡竹富町に属する新城島（あらぐすくじま）の上地島（かみじま）北西岸に位置する地方港湾です。港湾管理者は沖縄県が務めており、統計法に基づく港湾調査規則においては乙種港湾に分類されています。

位置と概要

新城島は、上地島と下地島（しもじま）の二つの島から構成されています。上地港はそのうち北側に位置する上地島の北西側にあります。この港は、日本国内で最も南に位置する地方港湾として知られています。

定期航路は開設されておらず、石垣島や他の島との間を直接結ぶ便はありません。しかし、石垣島と西表島の間を運航する旅客船（高速船）が不定期に寄港することがあります。また、周辺海域はダイビングスポットとして人気があり、ダイビング船が休憩のために利用することも多いです。

浮桟橋の整備状況

八重山列島の他の地方港湾では、利用者の利便性向上のため浮桟橋の整備が進められています。しかし、上地港には現在、浮桟橋が設置されていません。そのため、地元自治体である竹富町は、以前から浮桟橋の設置を沖縄県に要望しています。県は2018年度に事業化を目指していましたが、2015年度に実施計画まで進んだものの、地域からの計画変更の要望があり、事業は採択されませんでした。現在のところ、竹富町は費用対効果の面から今後の事業化は困難であるという見解を示しています。

港湾施設

上地港には、以下の施設があります。

係留施設
物揚場：水深-3.0m、長さ50m（最大対象船舶：30総トン）
船揚場：長さ30m

関連情報

日本の港湾一覧#沖縄県

外部リンク

* 上地港 (PDF) 沖縄県土木建築部港湾課

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