上戸手駅

上戸手駅について

上戸手駅（かみとでえき）は、広島県福山市新市町大字戸手に所在する西日本旅客鉄道（JR西日本）の福塩線の駅です。この駅は、地域の交通機関の一つとして重要な役割を果たしています。

歴史

上戸手駅の歴史は1914年（大正3年）7月21日まで遡ります。当時、福塩線の前身となる両備軽便鉄道が開通し、最初は両備天王駅という名前で開設されました。1926年（大正15年）には、両備軽便鉄道が両備鉄道に改称され、その後も地域の鉄道網の中で機能を続けました。

1933年（昭和8年）9月1日には、両備鉄道の福山から府中町間が国有化され、これに伴い駅名も上戸手駅に改称されました。同年11月15日には福塩北線の開通により、これまでの福塩線が福塩南線と改名され、上戸手駅もその所属となります。1938年（昭和13年）7月28日には福山 - 塩町間が全通し、福塩南線は福塩線の一部となりました。

その後、1959年（昭和34年）に貨物取扱が廃止され、1970年（昭和45年）には荷物取扱も終了し、簡易委託駅となりました。1987年（昭和62年）4月1日には国鉄が分割民営化され、上戸手駅はJR西日本の駅となりました。そして2021年（令和3年）2月25日には新しい駅舎が使用開始されました。

駅構造

上戸手駅は、福塩線における地上駅で、府中方面に向かって右側に単式ホームを1面1線有しています。この駅は停留所であり、棒線駅のため、福山方面行きと府中方面行きの双方の電車が同一ホームを利用します。駅は無人で、福山駅が管理しています。

2021年に新設されたコンクリート造の待合室には、自動券売機が設置されています。ただし、上戸手駅はICOCAエリア外であるため、ICOCA装填ホルダーは装備されていません。

利用状況

上戸手駅の1日平均乗車人員は年々変動していますが、具体的な数字や推移については公式な統計を参照することが重要です。駅の利用状況は地域における交通の重要性を示す指標とも言えるでしょう。

駅周辺の施設

駅周辺にはいくつかの特徴的な施設が存在します。素盞嗚神社は備後国の一宮として知られ、多くの参拝者が訪れます。また、寺岡記念病院や自重堂の本社、ハローズ戸手店、コーナン新市店といった商業施設も立地しています。広島県立戸手高等学校も駅から近く、地域の教育機関として重要な役割を果たしています。

隣の駅

上戸手駅は、福塩線の重要な駅として、隣の戸手駅、新市駅との交通の接続ポイントでもあります。利用者は目的地に応じてご利用されています。

結論

上戸手駅は、地域の交通網において重要な役割を担っているだけでなく、歴史的にも価値のある駅です。周辺地域の発展とも密接に関わっており、駅の利用状況や周辺施設は今後も変化していくでしょう。

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