上本町停留場

上本町停留場（かみほんまちていりゅうじょう）

富山県富山市上本町に位置する、富山地方鉄道富山軌道線本線の路面電車停留場です。駅番号はC07が割り振られています。この停留場は、富山県道43号富山上滝立山線の一部として道路上に設けられた併用軌道区間に設置されています。

歴史

上本町停留場は、その歴史の中で幾度かの変遷を経てきました。

開業は1913年（大正2年）9月1日。当時は富山電気軌道によって運営されており、南田町停留場という名称でした。

その後、1920年（大正9年）7月1日には、路線が富山市に譲渡され、富山市営軌道の停留場となります。

さらに時を経て、1943年（昭和18年）1月1日には、路線譲渡に伴い富山地方鉄道の停留場となりました。しかし、同年3月1日には電力制限の影響から全便が急行運転となり、この停留場は一時休止となります。

そして、太平洋戦争末期の1945年（昭和20年）8月2日に発生した富山大空襲により、路線全体が戦災を受け休止に追い込まれました。

戦後、時期は不明確ながらも営業を再開しましたが、現在の名称である上本町停留場に改称されたのは、1965年（昭和40年）4月15日のことです。開業時の南田町から上本町へと名称が変更され、現在に至っています。

停留場構造

停留場は相対式ホーム2面2線の地上駅として構成されています。これは、上下線それぞれの乗降用に独立したホームが設けられていることを意味します。ホームは道路上の軌道を挟んで向かい合うように設置されており、特に左右のホームが互い違いに配置されている千鳥式配置が採用されています。

停留場周辺

停留場の周囲には、公共施設や商業施設、歴史的な場所などが点在しています。

• - 日枝神社
• - 富山市立中央小学校
• - ピアゴ富山西町店
• - 富山寺（ふせんじ） - この寺院は、富山市の市名の由来になったと伝えられています。

隣の停留場

富山地方鉄道富山軌道線本線において、上本町停留場（C07）の隣接する停留場は以下の通りです。

広貫堂前停留場 (C06) - 上本町停留場 (C07) - 西町停留場 (C08)

その他

上本町停留場の読みは「かみほんまち」です。大阪府にある同名の駅「大阪上本町駅」の読みは「うえほんまち」であり、読み方が異なりますので注意が必要です。

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