上沼真平

上沼 真平について

上沼真平（かみぬま しんぺい、1947年1月7日生まれ）は、関西テレビの元プロデューサー及びディレクターとして知られる日本のメディア界の重要人物です。彼は制作局長やメディアプルポの会長などを歴任し、多くの人気番組を手掛けました。彼の父親は毎日新聞の論説委員であり、著名な政治的家庭に生まれました。妻はタレントの上沼恵美子で、二人は業界内外で話題の夫婦でもあります。

来歴

大阪府八尾市で生まれた上沼は、教育機関を転々とした後に大阪府立豊中高等学校を卒業し、関西学院大学へ進学します。1969年に同大学を卒業後、関西テレビに入社し、最初は京都支局での営業業務に従事しました。その後、制作部に異動し、ディレクター・プロデューサーとして多くのヒット番組を生み出しました。特に、『土曜大好き!830』ではジャーナリズムの視点を取り入れた企画を数多く展開し、視聴者から高い評価を得ています。

1975年には、担当番組『日曜ドキドキパンチ』でMCの海原千里（橋本恵美子）と出会い、2年後の1977年に結婚します。この結婚は当時、双方の家族から反対を受けるなど困難でしたが、強い意志で成し遂げました。

この間、上沼は制作業務の合間に数々のイベントやコンペティションの審査員も務め、特にR-1ぐらんぷりやM-1甲子園の審査委員長としても知られています。2008年にメディアプルポからの退任を機に関西テレビを退職した後は、テレビ制作からは離れ、リタイア生活に入ります。

人物像と家族

上沼と上沼恵美子との関係はしばしば話題になります。恵美子は「専業主婦は耐えられない」との理由から芸能界に復帰しましたが、彼女には「仕事の幅は西は姫路、東は京都まで」との約束がありました。恵美子はこの範囲内での仕事を続ける決意を固めますが、夫婦の間には仕事に対する考えの違いも生じます。恵美子が重要な仕事を受けようとするとき、彼はしばしば反対することがある一方で、彼女が紅白歌合戦の司会を務める際には後押しをする姿勢を示しました。

しかし、上沼が定年退職すると、恵美子は逆に仕事を続け、『クギズケ!』ではその心境を語っています。2018年7月には彼らの別居状態が報告されるなど、二人の私生活も注目の的となっていました。

趣味と活動

定年退職後は、ゴルフやウクレレ、家庭菜園、俳句、キックボクシング、スペイン語、能面、バタフライ、絵画など新しい趣味に挑戦し続けています。特に俳句では「真葉郎」という俳号を持ち、様々な活動を展開しています。これらの趣味は彼自身だけではなく、時には恵美子をも巻き込むことが多いようです。

一方で、恵美子は忙しい仕事に追われる週末にはホテルに宿泊するといった習慣を取り入れ、上沼との関係にも複雑な要素を帯びていきました。彼女はマヨネーズが苦手で、食事を作る際にはその場面がしばしばエピソードとして語られます。

制作した番組

上沼真平が手掛けた代表的な番組には、以下があります：

• - 日曜ドキドキパンチ
• - エンドレスナイト（プロデュース）
• - 爆笑寄席（演出）
• - ナイトパンチ（演出）
• - 誰がカバやねんロックンロールショー（制作）
• - 土曜大好き!830（プロデュース）
• - 今夜はねむれナイト（制作）

また、映画『ラビットマン物語』の製作・総指揮にも関与し、関西テレビの人気番組から派生したヒーロー映画も手がけました。いや応なく多方面に影響を及ぼす存在である上沼真平は、業界において非常に重要な位置を占めています。

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