上海杉達学院

上海杉達学院について

上海杉達学院（しゃんはいさんだがくいん、英語：Sanda University）は、中国の上海に所在する著名な私立大学であり、全日制の教育を行っている高等教育機関です。1992年の設立以来、その教育内容と質の向上に力を注いできました。この学校は、中国の教育制度においても特筆すべき存在として、「中国初の私立大学」としても知られています。

学院の設立経緯

この学院は、上海交通大学、北京大学、清華大学の数名の教授たちによって設立されました。彼らは、新たな教育の形を模索し、独自のアプローチを導入しました。設立当初に名付けられた「杉達」という名は、設立に関与した三大学の名前に由来し、音の響きから命名されたものです。正式な開校は1994年2月で、国家教育委員会の批准を受けてスタートしました。

学院の組織と構成

上海杉達学院は、経済学、法学、文学、理学、工学、経営管理論、芸術学、医学、教育学という9つの学類を持ち、合計44の本科プログラムと7つの専科コースを提供しています。このような多様な学問分野は、学生がさまざまな職業や専門的な道を選択する手助けをしています。また、学院には約700人の専任教員が在籍しており、そのうちの44.5%が副高級職以上の職位を持ち、84.5%が修士研究生以上の学歴を有しています。この高い教育レベルは、学生に質の高い学びの場を提供し、より良い将来への道を開いています。

学生と卒業生

現在、上海杉達学院には約1.4万人の全日制学生が在籍しており、その内1.3万人が本科生です。創設以来、学院からは4万人以上の卒業生が社会に巣立っており、彼らはさまざまな業界で活躍しています。卒業生たちは、質の高い教育のもとで培った専門知識やスキルを活かし、中国国内外で多様な役割を果たしています。

教育改革と取り組み

上海杉達学院は、上海市の現代大学制度建設プロジェクトにおいて初のテストケースとして位置付けられています。また、中国応用技術大学（学院）連盟や、全国非営利性民弁高校連盟の設立団体の一つでもあります。これに加えて、教育部の学校企画建設発展センターが主催する卓越した創新のための連盟の一員でもあり、教育改革や先進技術の導入に積極的に取り組んでいます。

歴史的な出来事

1. 1992年6月：学院が創設され、初代校長に中国科学院の会員である楊槱が就任。
2. 1994年2月：正式に開校。国家教育委員会の承認を受ける。
3. 2002年3月：全日制普通本科院校の設置が認められ、学院名を「上海杉達学院」とすることが決定。
4. 2012年：建校20周年式典を開催。
5. 2016年：教育部による数的データ中国百校工程プロジェクトのテスト校に選定。2024年には大学院（修士課程）が設立される予定です。これらの歴史的な出来事は、学院の成長と発展を象徴するものです。

上海杉達学院は、現代の高等教育において重要な役割を果たし続けており、未来のリーダーを育成するためにさらなる発展が期待されています。

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