上田市立図書館

上田市立図書館

上田市立図書館は、長野県上田市が設置する公共図書館群です。上田市図書館条例に基づき運営されており、地域住民の学習や情報収集の拠点として重要な役割を果たしています。

概要

上田市立図書館は、以下の4つの図書館と2つの分室、2つの移動図書館で構成されています。

上田図書館
情報ライブラリー
丸子図書館
真田図書館
上田創造館分室
武石公民館分室

これらの施設は、上田地域図書館情報ネットワーク（エコール）に加盟しており、東御市、坂城町、長和町、青木村の図書館や公民館図書室、長野大学附属図書館などとも連携しています。これにより、相互に資料の貸し出しや返却が可能となり、利用者の利便性が向上しています。

また、移動図書館として、上田図書館の「やまびこ号」と丸子図書館の「あおぞら号」が地域を巡回しています。

各図書館の詳細

上田市立上田図書館

沿革

1923年：旧上田市立図書館が開館
1951年：点字図書部を設置
1955年：点字図書部を長野県上田点字図書館に移管
1970年：現在地に移築・新設
1995年：上田地域図書館情報ネットワーク（エコール）稼働
2006年：上田市立上田図書館に改称

建物構造

所在地：〒389-0517 長野県上田市材木町1丁目2番47号
構造：鉄筋コンクリート構造、地上2階建て
延床面積：2021平方メートル

開館時間

平日：午前9時00分 - 午後6時30分
土日・祝日：午前9時00分 - 午後5時00分

休館日

毎週月曜日
毎月最終月曜日
特別整理日
年末年始

文庫

上田図書館には、以下の貴重な文庫が所蔵されています。

花月文庫：第十九国立銀行元頭取の飯島花月（保作）が収集した、近世の庶民教育、文学、音楽、歴史、美術、郷土史などに関する資料。
嬉笑文庫：飯島花月（保作）の弟である飯島寅次郎が収集した、小説、歌曲、狂歌などの資料。
花春文庫：旧上田藩主・藤井松平家が所蔵していた江戸時代の読本。
藤蘆文庫：藤本善右兵衛が収集した、国学、和歌歌学、歴史、神道関係の資料。
小河文庫：小河滋次郎の著作。
小崎文庫：小崎軍司が寄贈した美術資料。
野沢文庫：キリスト教関連図書。
滝沢文庫：大日本資料、大日本古文書に関する資料。

花月文庫は特に充実しており、37部構成で計8569冊の資料を所蔵しています。庶民教育に関する資料や浄瑠璃本、長唄本、狂歌、歌謡、川柳、産業に関する資料、文学作品、郷土史料など多岐にわたります。例えば、庶民教育の部には「貞徳文集」、音楽の部には「藤戸の先陣」、文学の部には井原西鶴の「筆の初染」などが含まれます。

上田情報ライブラリー

詳細な情報は提供されていません。

上田市立丸子図書館

詳細な情報は提供されていません。

上田市立真田図書館

沿革

2010年：開館

建物構造

所在地：〒386-2201 上田市真田町長7178番地1
構造：鉄骨構造、地上2階建て
延床面積：1202平方メートル

開館時間

平日：午前9時00分 - 午後6時30分
土日・祝日：午前9時00分 - 午後5時00分

休館日

毎週月曜日
祝日
特別整理日
年末年始

長野県上田点字図書館

上田市が設置する点字図書館で、1955年に開館しました。その起源は明治30年（1897年）の「浄念寺盲人講習会」に遡ります。視覚障害者の読書と情報提供を保障することを目的に活動しており、点字習得講習会や通信教育、盲導犬貸与事業など様々な活動を展開しています。全国や海外にも登録読者を有しています。

脚注

出典

『長野県百科事典』 信濃毎日新聞社 1974年
県立長野図書館 『長野県公立図書館概況』 平成30年度
丸山信 『長野県の公共図書館』 三一書房 1998年

外部リンク

図書館・公文書館
エコールとは
* 上田創造館

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