上越モール

上越モール

上越モール（じょうえつモール）は、新潟県上越市に位置する平屋建てのショッピングセンターです。市の主要幹線である国道18号上新バイパス沿いに広大な敷地を持ち、多様な専門店が集積する地域商業施設として機能しています。2008年の開業当初は食料品スーパーの「バロー」が中核テナントでしたが、2021年3月からは新たにディスカウントストアの「ラ・ムー」が中心となり、現在に至っています。

沿革

このショッピングセンターの建設地は、国道18号上新バイパス沿いで進められていた樋場新町土地区画整理事業の一環として開発されました。建設が進められ、2008年4月にグランドオープンを迎えました。開業時、中核テナントは低価格路線を特徴とする食品スーパーマーケット「バロー上越店」でした。この「バロー上越店」は同社にとって新潟県内への初の出店であり、開業時には衣料品店、靴店などを含む合計32の専門店が、鉄骨造りの平屋建ての建物内に軒を連ねました。また、同じ敷地内には家電量販店のケーズデンキも、2008年秋に別途オープンしています。

バローは上越店を皮切りに、その後上越市内にさらに2店舗を開設しましたが、2020年初頭にはこれら上越市内の全3店舗を閉鎖することを発表しました。そして同年4月、計画通り全ての店舗が営業を終了し、バローは新潟県内でのスーパーマーケット事業から撤退しました。バロー撤退後も、上越モール内の他の専門店は多くが営業を継続しましたが、一部テナントは撤退しています。

バローの撤退を受け、上越モールの新たな核テナントとして「ラ・ムー」の進出が決定しました。ラ・ムーは2017年の長岡市への初出店以降、新潟県内での展開を進めており、上越モール店は県内4店舗目として2021年3月にオープンしました。これにより、上越モールは新たな核店舗のもと、地域商業の拠点としての役割を続けています。

現在の主なテナント

2021年のラ・ムーオープン以降、現在も営業を続けている主なテナントは以下の通りです。

• - ラ・ムー 上越モール店
• - ABCマート 上越モール店
• - マックハウス 上越モール店
• - クラフトハートトウカイ 上越モール店
• - 西松屋 上越モール店
• - メガネスーパー 上越モール店
• - ダイソー 上越モール店
• - ソフトバンク 上越モール
• - サイゼリヤ 上越モール店
• - ミスタードナツ 上越ショップ
• - ヤマハ音楽教室 上越モールセンター
• - ヤマハ英語教室 上越モールセンター

交通アクセス

自動車を利用する場合、上越モールは国道18号上新バイパスの利便性の高い場所に位置しています。特に子安交差点からはすぐの立地であり、長野方面からは直接アクセスできるランプも整備されています。

公共交通機関としては、敷地内に「上越モール前」バス停が設置されています。このバス停からは、頸城自動車グループによって、高田城下方面をはじめとする様々な方面への路線バスが運行されています（以下は2021年3月改正時点の主な路線です）。

• - 1 上越大通り線（上越モール前・悠久の里前～高田駅前～新井バスターミナル）
• - 5 教育大学線（上越モール前・悠久の里前～高田本町通り～上越教育大学～直江津駅前）
• - 7 春日山・佐内線（上越モール前・悠久の里前～高田本町通り～春日山駅前～直江津駅前～佐内入口）
• - 41 宮口線（高田駅前～上越モール前～牧区）
• - 47 清里線（高田駅前～上越モール前～清里区）

周辺環境

上越モールの1km圏内には、いくつかの主要施設や商業施設が存在します。新潟県道186号板倉直江津線が近くを通るほか、新潟県立中央病院や新潟県立看護大学といった公共施設も立地しています。また、食料品スーパーの分野では、「ナルス鴨島店」や「クスリのアオキ鴨島店」といった競合する店舗も近隣にあり、地域における重要な商業拠点としての役割を担っています。

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