上連雀

上連雀（かみれんじゃく）

上連雀は、東京都三鷹市の北部に位置する地域で、一丁目から九丁目までが存在します。郵便番号は181-0012です。

地理

上連雀は、三鷹市の北部に位置し、下連雀、野崎、井口、そして武蔵野市の境南町、境、関前、西久保、中町と隣接しています。北端には玉川上水が流れ、南端には東京都道110号府中三鷹線（人見街道）が通っています。中央本線が地域を貫いており、その北側が一丁目、南側が二丁目から九丁目となっています。

河川

地域内には以下の河川が流れています。

玉川上水
仙川

地価

住宅地の地価は、2019年1月1日の公示地価によると、上連雀1-11-3の地点で55万5000円/m2となっています。

歴史

上連雀の歴史は、1657年の明暦の大火で被災した神田連雀町（現在の千代田区神田須田町・神田淡路町付近）の住民のための代替地として、1658年に神田連雀新田（現在の下連雀）が開発されたことに始まります。その後、この新田を拡大して開発されたのが現在の上連雀地区です。

開発当初は連雀前新田と呼ばれていましたが、江戸時代中期頃に新田開発が進むにつれて、連雀新田が連雀村と改称されました。京都に近い方を「上」、江戸に近い方を「下」とする慣習により、下連雀村に対して上連雀村となりました。「連雀」の名称は、小板を使った背負い梯子を指し、江戸神田の連雀職人仲間が住んでいた町が連雀町と呼ばれていたことに由来するとされています。

1941年には、住宅営団による住宅開発が行われ、10月には営団初の分譲が行われました。当時は、ケヤキやクヌギの森に囲まれた武蔵野の自然が残る一方で、吉祥寺と調布を結ぶバスが利用できるなど交通の利便性も高く、人気を集めました。

世帯数と人口

2018年1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りです。

（具体的な数値は割愛します）

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りです。

（具体的な学区情報は割愛します）

交通

鉄道

上連雀には鉄道駅はありませんが、隣接する下連雀の三鷹駅が主な利用駅となっています。

バス

調布駅方面への路線バスが充実しており、三鷹駅以外への交通手段も豊富です。

主なバス運行会社は以下の通りです。

京王電鉄バス調布営業所
小田急バス武蔵境営業所

道路

地域内には以下の主要道路が通っています。

東京都道12号調布田無線（武蔵境通り）
東京都道110号府中三鷹線（人見街道）
東京都道121号武蔵野調布線（三鷹通り）
東京都道134号恋ヶ窪新田三鷹線（連雀通り）

施設

上連雀には、以下の施設があります。

井之頭病院
三鷹市立第三小学校
三鷹市立第四小学校
三鷹市芸術文化センター
大成高等学校
三鷹市立第七小学校
警視庁三鷹警察署
三鷹市立図書館

関連項目

下連雀
連雀町 (東京都千代田区) - 地名の由来となった場所。
三鷹市居酒屋副店長強盗殺人事件 - 2005年に上連雀二丁目で発生した事件。

外部リンク

三鷹市公式サイト

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