下地町 (沖縄県)

下地町（しもじちょう）とは

下地町は、かつて沖縄県宮古郡に存在した町です。2005年10月1日に平良市、城辺町、上野村と合併し、宮古島市となり消滅しました。町役場は上地に置かれ、合併後は宮古島市役所下地庁舎として利用されています。

地理

下地町は、宮古島の南西部と来間島から構成されていました。宮古島と来間島は、全長1,690メートルの来間大橋によって結ばれており、この橋は農道橋としては日本一の長さを誇ります。

隣接していた自治体

合併前、下地町に隣接していた自治体は以下の通りです。

平良市
宮古郡上野村（1948年7月までは下地村の一部）

1948年7月以前には、城辺町も隣接していました。

歴史

下地町の歴史は、明治時代末期まで下地間切という行政区画であったことに遡ります。その後、1908年4月1日に島嶼町村制により下地村となりました。

1938年2月18日には、宮国で竜巻が発生し、家屋に大きな被害が出ました。1948年8月1日には、東部の宮国、野原、新里、嘉手苅の一部が分村し、上野村が誕生しました。1949年1月1日には町制を施行し、下地町となりました。

1995年には、来間島とを結ぶ来間大橋が開通し、両地域間の交通が大幅に改善されました。

そして2005年10月1日、下地町は平良市、城辺町、上野村と合併し、宮古島市となり、その歴史に幕を閉じました。

姉妹都市

下地町は、岐阜県白川町と2004年に姉妹都市提携を結んでいました。

現在の宮古島市下地地域

下地町は消滅しましたが、その地域は現在の宮古島市下地地域としてその名残をとどめています。

道路

下地地域には以下の道路が通っています。

国道390号
沖縄県道190号平良新里線
沖縄県道191号与那覇上地線
沖縄県道197号嘉手苅屋原線
沖縄県道200号川満山中線
沖縄県道235号保良上地線
沖縄県道243号高野西里線
沖縄県道246号城辺下地線

港湾

下地地域には、来間・前浜港があります。

教育

下地地域には以下の教育機関があります。

宮古島市立下地中学校
宮古島市立下地小学校
宮古島市立来間小中学校（来間島）

名所・旧跡・祭事

下地地域には、来間井という名所があります。

参考文献

宮古地区市町村合併協議会

関連事項

沖縄県の廃止市町村一覧

脚注

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