下関ジャンクション

下関ジャンクション（しものせきジャンクション）

下関ジャンクションは、山口県下関市吉田地区に位置する、中国自動車道と山陽自動車道（宇部下関線）を接続するジャンクションです。このジャンクションは、山陽自動車道の宇部下関線開通に合わせて、既存の長門吉田バスストップを挟む形で建設されました。また、高速道路上のバス停である長門吉田バスストップについてもここで解説します。

構造

ジャンクションの形状はY字型をしていますが、接続形式は将来的なフルネットワーク化を考慮し、中国道九州方面と山陽道（宇部下関線）方向を本線、中国道広島方面を分岐側とする構造となっています。

建設時には、既存の中国道本線を上下両側に拡幅し、中央に山陽道の上下車線が設けられました。山陽道は高架で中国道の上を通過するため、合流部付近では中国道の既存部分を盛土で嵩上げし、中国道下部のカルバートを延伸する工事が行われました。

開通当初、山陽道（宇部下関線）方向の案内標識には「山陽道」と表示されていましたが、宇部下関線が暫定2車線で最高速度70km/hであること、また、山口南IC以東の山陽道利用者が宇部下関線経由では通行料金が通算されないなどの不便が生じるため、「山陽道」の表示は後に隠されました。現在では、1km手前の予告看板では隠した部分に「埴生 空港」の案内が付記されています。

接続する道路

E2A 中国自動車道
E2 山陽自動車道（宇部下関線）

長門吉田バスストップ

長門吉田バスストップは、中国自動車道小郡IC - 小月IC間が開通した際に設けられました。その後、山陽自動車道宇部下関線の建設に伴い、下関ジャンクションが長門吉田バスストップを挟む形で建設されました。そのため、中国自動車道美祢方面 - 下関方面を経由するバスのみが停車可能な構造となっています。ジャンクション建設中は一時休止となり、全便通過となっていました。

かつてはサンデン交通の下関 - 山口線が停車していましたが、2014年9月30日をもって廃止され、現在はバスの停車はありません。現在は西日本高速道路の管理用施設として利用されています。

バス停へのアクセス

サンデン交通 宗地バス停（山口県道33号下関美祢線）

歴史

1974年（昭和49年）7月31日：中国自動車道・小郡IC - 小月IC間の開通に伴い、長門吉田BSとして供用開始。
その後、下関JCTの建設に伴い、長門吉田BSを休止。
2001年（平成13年）3月11日：山陽自動車道（宇部下関線）の開通に伴い、下関JCTが供用開始。長門吉田BSの供用再開。

周辺

下関吉田郵便局
下関市立吉田小学校

隣接する施設

E2A 中国自動車道

(35-1)美祢西IC - (35-2)下関JCT/長門吉田BS - 小月BS - (36)小月IC

E2 山陽自動車道（宇部下関線）

(45)埴生IC - (35-2)下関JCT

脚注

注釈

（特になし）

出典

（特になし）

関連項目

日本のインターチェンジ一覧 さ行
西日本高速道路
大山崎ジャンクション・大山崎インターチェンジ - 以前から存在した大山崎BSを挟む形で建設されている。
当JCTと同様の構造を有する高速自動車国道のJCT
札幌JCT - 道央自動車道七飯方面と札樽自動車道が直結
安代JCT - 東北自動車道川口方面と八戸自動車道が直結
長岡JCT - 北陸自動車道新潟方面と関越自動車道が直結
更埴JCT - 上信越自動車道上越方面と長野自動車道が直結
広島北JCT - 中国自動車道吹田方面と広島自動車道が直結
川之江東JCT - 高知自動車道川之江方面と徳島自動車道が直結
日出JCT - 東九州自動車道清武方面と大分自動車道が直結

外部リンク

西日本高速道路株式会社
中国支社
下関市

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