与那国駐屯地

与那国駐屯地について

与那国駐屯地は、沖縄県八重山郡与那国町に位置する陸上自衛隊の駐屯地です。この駐屯地は、与那国沿岸監視隊をはじめとする部隊が駐屯しており、南西諸島における日本の防衛体制を強化する重要な拠点となっています。

概要

与那国駐屯地は、西部方面情報隊の与那国沿岸監視隊長が司令を兼務し、駐屯地の管理業務は与那国駐屯地業務隊が担当しています。駐屯地には、沿岸監視部隊を中心に約150名の隊員が所属しています。

中国の軍事的脅威に対応するため、23中期防と26中期防に基づき基地建設が開始されました。2016年3月28日に正式に開庁し、島の景観に配慮した赤茶色の屋根瓦と白い壁の外観が特徴です。また、敷地内にはビオトープが設けられ、ゲンゴロウなどの貴重な動植物の保護にも配慮しています。

2022年12月には、防衛省が与那国駐屯地の拡張と地対空誘導弾部隊の配備を決定し、2023年度予算に土地取得費用が盛り込まれました。

沿革

2016年3月28日：与那国駐屯地が開設され、与那国沿岸監視隊が配備されました。また、第442会計隊が新編され、西部方面会計隊に編入されました。
2016年3月28日：第322基地通信中隊の与那国派遣隊が新編されました。
2017年5月17日：アメリカ太平洋軍司令官が与那国駐屯地を視察し、日米間の連携をアピールしました。
2021年4月17日：防衛大臣が与那国駐屯地を視察し、隊員を激励しました。
2022年4月1日：航空自衛隊第53警戒隊の与那国分遣班が配備されました。
2023年3月16日：与那国駐屯地業務隊が新編されました。
2024年3月21日：第101電子戦隊と第301電子戦中隊の一部が配置されました。

駐屯部隊

陸上自衛隊

西部方面隊隷下部隊
西部方面情報隊
与那国沿岸監視隊
与那国沿岸監視隊本部
レーダー班
監視班
警備小隊
整備班
通信情報隊
収集小隊
西部方面システム通信群
第102基地システム通信大隊
第322基地通信中隊
与那国派遣隊
西部方面会計隊
第442会計隊
与那国駐屯地業務隊
陸上総隊隷下部隊
電子作戦隊
第101電子戦隊の一部
第301電子戦中隊の一部
防衛大臣直轄部隊
警務隊
西部方面警務隊
第136地区警務隊
与那国連絡班

航空自衛隊

航空総隊隷下部隊
南西航空警戒管制団
第53警戒隊
与那国分遣班

共同の部隊

自衛隊情報保全隊
西部情報保全隊
与那国情報保全派遣隊

与那国駐屯地は、陸上自衛隊、航空自衛隊、そして共同の部隊が連携し、南西諸島の防衛に重要な役割を担っています。最新の装備と隊員の高い練度により、日本の安全保障に貢献しています。

関連情報

与那国島の防衛問題
陸上自衛隊の駐屯地一覧

外部リンク

* 与那国駐屯地 (@Camp_Yonaguni) - X（旧Twitter）

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