西部方面情報隊

西部方面情報隊について

西部方面情報隊（Western Army Military Intelligence）は、熊本県熊本市東区の健軍駐屯地に司令部を置く、陸上自衛隊西部方面隊直轄の情報科部隊です。

概要

2010年3月、情報運用の効率化と一元化を目的に、それまで別個に存在していた西部方面情報処理隊と西部方面通信情報隊を統合し、新たに西部方面無人偵察機隊を編入して発足しました。その後も部隊の拡充は進み、2016年3月には与那国沿岸監視隊、2023年3月には西部方面移動監視隊が新たに編入されています。

沿革

2005年3月28日: 西部方面情報処理隊と西部方面通信情報隊が健軍駐屯地で編成。
2010年3月26日: 両部隊を統合し、西部方面情報隊が発足。同時に西部方面無人偵察機隊が飯塚駐屯地に新編され、同隊の隷下に入る。
2016年3月28日: 与那国駐屯地が開設され、隷下部隊が配置。与那国沿岸監視隊と西部方面通信情報隊情報収集小隊が新編され、同隊に隷属。
2023年3月16日: 西部方面移動監視隊が北熊本駐屯地に新編され、同隊の隷下に入る。

部隊編成

西部方面情報隊は、以下の部隊で構成されています。

西部方面情報隊本部（通称：西情隊、健軍駐屯地）
西部方面通信情報隊（通称：西方通情、健軍駐屯地）
情報収集小隊（与那国駐屯地）
西部方面無人偵察機隊（通称：西方-無偵、飯塚駐屯地）
与那国沿岸監視隊（与那国駐屯地）
西部方面移動監視隊（北熊本駐屯地）

主要装備

西部方面情報隊は、以下のような装備を運用しています。

新無人偵察機システム（FFRS）: 最新の無人偵察機システム。
通信情報収集システム: ES用器材。
地上レーダ装置1号(改) JTPS-P23: 地上目標の監視に使用。
広域用監視装置「スーパー千里眼」: 広範囲の監視に対応。
近距離監視装置 JGVS-V9: 近距離の監視に使用。
各種車両: 1/2tトラック（73式小型トラック）、1 1/2tトラック（73式中型トラック）、3 1/2tトラック（73式大型トラック）、高機動車など。
小銃: 89式5.56mm小銃

主要幹部

主要幹部については、現在のところ詳細な情報は公開されていません。

脚注

詳細な情報については、防衛省の公式サイトや関連書籍を参照してください。

関連項目

北部方面情報隊
中部方面情報隊
第15旅団 (陸上[[自衛隊)]]

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