中和駅 (新北捷運)

中和駅について

中和駅（ちゅうわえき）は、台湾の新北市中和区に位置する新北捷運環状線の駅です。この駅は今後の発展が期待されており、萬大中和樹林線も将来的に乗り入れる予定です。また、以前は「華中橋」という名称で計画されていたことがあります。

歴史

中和駅の建設は2011年5月25日に着工され、その後2014年10月には萬大線の業者が入札によって決定されました。同年の10月28日には駅を含むCQ861工区の起工式典が行われ、12月2日にはこの工区の工事が開始されました。駅の開業は2019年12月に予定されていましたが、2020年の1月19日からは時間帯限定で無料の試乗が始まり、同年1月31日には正式に開業しました。開業式典は午前10時に行われ、午後2時からの運行がスタートし、2月末までは試運転期間として無料で利用できました。

2023年1月30日には、台北捷運公司が請け負っていた環状線西環段の運営委託契約が満了し、翌日には資産が新北市側へ移転されましたが、正式な移管には交通部の承認が必要とされ、実際の移管完了にはさらに半年程度かかるとされました。その後、5月23日に運営権の移管作業が公式に完了し、交通部の承認も得られました。

駅構造

中和駅は、環状線の2層式単式ホームを持つ高架駅で、ホームは2面2線の構造です。この駅には、フルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。駅舎は中山路二段の交差点から北側に位置し、台北捷運の板南路上に築かれています。駅の幅は9.06メートル、全長は106.8メートルあり、ホームの長さは約80メートルです。出入口は南側に1ヶ所あり、ここから萬大線の地下駅との連絡通路が設けられ、共同開発ビルとも一体となっています。

環状線のホームに設定されたテーマカラーは「取納（緑、Pantone490C）」で、利用者にとって分かりやすい目印となっています。萬大線は地下2-4階に設置される単式ホームとなり、地下3階のコンコースから地上5階へ直通するエスカレーターも配置されています。これにより、地下と高架ホーム間の乗り換えが円滑に行える配慮がされています。

駅周辺

中和駅周辺には多くの施設があります。例えば、華中橋や南山威力購物広場、大型スーパーマーケットの家楽幅（カルフール）中和店や、好市多（コストコ）中和店も近隣にあります。また、全聯福利中心 中和安邦店や公園施設として公路二村公園、安邦公園も存在します。地域の行政機関としては、行政院財政部北区国税局中和稽徵所があり大潤発中和店や中和路口商圈、枋寮公有零售市場も駅近くに位置しています。加えて、YouBike（新北市公共自転車）が利用できるスポットも近隣にあります。

隣の駅情報

中和駅の隣駅には新北捷運環状線の景安駅（Y11）と橋和駅（Y13）があり、利便性の高い交通機関として多くの利用者に親しまれています。

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