中塚駿太

中塚 駿太（なかつか しゅんた）

中塚駿太選手は、1994年12月26日生まれで、茨城県つくば市出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打の選手です。彼のキャリアは小学校時代から始まりましたが、プロとしての足跡を辿る中で様々な挑戦を経験し、成長を続けています。

経歴

プロ入り前

中塚選手は小学校4年生から野球を始め、中学校時代までは捕手としてプレーしました。しかし、次第に投手としての才能を開花させることになります。彼はつくば秀英高等学校で投手に転向しましたが、高校時代には甲子園出場の機会はありませんでした。それでも、彼の努力は続き、白鷗大学に進学。大学3年の秋から公式戦に登板し始め、4年の秋には新潟医療福祉大学との試合で自身初の完封勝利を果たしました。2016年にはプロ志望届を提出し、同年のドラフトでは埼玉西武ライオンズから2位で指名を受け、契約金も結ばれました。

西武時代

プロ入り後、最初は厳しい状況が続きました。2017年の新人合同自主トレ中に腰の痛みを訴え、シーズン初登板はイースタン・リーグの試合で、最速153km/hを記録しました。しかし、一軍への昇格は難易度が高く、初めての登板は9月24日になりました。ただし、緊張からか四球を多く与えてしまい、悔いの残るデビューとなりました。この年の成績は二軍で20試合に登板して2勝5敗、防御率は3.84でした。

2018年シーズンは開幕から一軍を逃したものの、4月には昇格を果たしました。しかし、2試合に登板するも失点を重ね、再び困難なシーズンとなりました。2019年は一軍登板が無く、背番号も変更されました。2020年には復活の兆しを見せ、6試合に登板し、防御率5.14の成績を収めました。

社会人野球時代

2021年には再び一軍登板のチャンスがありませんでしたが、2022年からは社会人野球チームのジェイファムに参加し、プレーを続けていました。しかし、2023年にチームが休部となることが発表され、選手は新たな道を模索することになります。2023年には12球団合同トライアウトに参加しましたが、結果は厳しいものでした。

BCリーグ・信濃時代

2023年12月、彼の新たな挑戦として、ルートインBCリーグの信濃グランセローズに選手兼任の投手コーチとして加入することが発表されました。これにより、彼のキャリアは新たなステージに進展を遂げています。

選手としての特徴

中塚選手は191cmの身長から繰り出されるストレートが持ち味です。大学時代に最速157km/hを記録し、プロ入り後の最速は156km/hに達しました。また、カーブなどの変化球も持ち合わせており、将来の可能性を感じさせる選手です。彼の成長と活躍が今後も期待されます。

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