中央区 (相模原市)

中央区（ちゅうおうく）

相模原市を構成する3つの行政区の一つである中央区は、全体的に市街地が発展しています。区名は公募によって決定され、最も支持を得た「中央区」が選ばれました。その理由は、近いイメージの「中央区」と「中区」、また「さくら区」と「桜区」からの支持数を比較した結果でもあります。

地理と地形

中央区は、相模原市内でも特に市街化が進んでおり、3つの行政区の中でも代表的な地域です。相模野台地の河岸段丘が発達していて、上段の相模原面には横浜線や国道16号が通っています。この区では、上溝駅周辺から相模原面へと続く崖線を経て、より低い面が連続的に存在しているのが特徴です。相模川沿いの水郷田名地区との標高差は70mにも達します。坂道はほとんど存在しないため、各面内の移動は比較的楽です。

河川

中央区内には主な河川が存在し、相模川はその中心的な存在です。また道保川、蛯川、鳩川といった小さな川も流れています。これらの河川は地域の特性と景観に寄与しています。

人口と隣接自治体

人口は徐々に増加しており、2010年には266,988人、2015年には269,888人に達しています。中央区の東側には東京都町田市が隣接しており、相模川を挟んで厚木市や愛甲郡愛川町も接しています。

歴史と行政

中央区は2010年4月1日に区制が施行され、現在の区域として矢部や小山を含む多様な町名があります。市政機関として相模原市役所や教育委員会があり、中央区役所も設置されています。地域ごとのまちづくりセンターも重要な役割を果たします。

文化と経済

中央区には様々な文化施設や商業施設があります。相模原市民会館や科学館、博物館、美術館などが立地し、地域住民の文化的なニーズを満たしています。また、マーケットプレイスやイオンフードスタイル相模原店などの商業施設も充実しており、商業活動が活発です。相模原市農業協同組合も存在し、第一次産業も支えています。

教育機関

教育機関も多く、相模原キャンパスの総合研究大学院大学をはじめ、青山学院大学や桜美林大学といった高等教育機関が存在。高等学校や中学校、小学校も数多くあり、地域の子供たちの教育が行われています。

交通アクセス

中央区は交通インフラが整っており、横浜線の各駅が存在します。さらに、相模線やバス路線も確保されており、利便性の高い地域となっています。国道16号を含む各種県道が地域内を走り、交通の要所として機能しています。

観光名所

観光に関しても、淵野辺城跡や向得寺、亀ヶ池八幡宮などの歴史的な名所や、相模川に関連した祭事や催事が行われています。市民桜まつりや納涼花火大会など、地域のイベントも多数開催され、訪れる人々にとって魅力的な場所となっています。

相模原市中央区はその市街化や文化の豊かさ、交通の利便性から、地域住民だけでなく多くの人々にとって的を絞った魅力的なエリアです。

もう一度検索