中小国駅

中小国駅の概要

中小国駅（なかおぐにえき）は、青森県東津軽郡外ヶ浜町字蟹田に位置する駅で、東日本旅客鉄道（JR東日本）と北海道旅客鉄道（JR北海道）の利用される鉄道駅です。この駅は、津軽線と海峡線の接点として重要な役割を果たしています。

駅の使命

当駅は、津軽線の一部区間に含まれていますが、海峡線の発着は行われていません。海峡線の旅客列車は開業当初から通過のみで、乗降はできない状況でした。そのため、運賃の計算や営業上の分岐点は中小国駅に設定されています。特に、津軽線と海峡線の重複区間として新中小国信号場が設けられており、旅客列車は運行されていません。

駅の運行状況

津軽線の普通列車は電化されていますが、当駅に発着するのは全て気動車です。2022年8月以降、大雨の影響で蟹田と三厩間の旅客列車の運行が中止され、当駅も貨物列車のみの通過となりました。

歴史

中小国駅は1958年に開業し、その後1987年の国鉄分割民営化においてJR東日本の管轄となりました。1988年には、海峡線の開業に伴い電化が進み、当駅が乗客営業上の重要な区間として位置づけられました。2016年には北海道新幹線の開業準備が進み、海峡線の旅客列車は運行を終了し、定期列車の廃止へと進むことになりました。

駅の構造

駅は単式ホーム1面1線を持つ地上駅で、青森駅に管理されている無人駅です。利用客にとって乗り換えやアクセスが重要ですが、正確な運行情報を把握することが大切です。

駅の周辺環境

中小国駅周辺には、青森県道12号鰺ケ沢蟹田線や下小国会館（公民館）などの施設があります。また、外ヶ浜町循環バスの「中小国駅」停留所も近くにあり、アクセスが便利です。

隣接駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）の津軽線では、蟹田駅が隣接駅となっており、そのさらに北の大平駅への接続が行われています。JR北海道の海峡線では、当駅を通過するだけで定期的な旅客列車はありませんが、新中小国信号場を挟んで、いくつかの停車位置があります。

中小国駅はその歴史と運行状況を通じて、地域の交通の重要な拠点として機能しています。今後の運行再開に期待が寄せられる一方で、利用者の利便性向上に向けた取り組みが求められています。

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