中山停留場

中山停留場の概要

中山停留場（なかやまていりゅうじょう）は、高知県吾川郡いの町の枝川に存在するとさでん交通の伊野線の路面電車停留場です。高知県内で重要な交通機関の一部として、多くの住民や観光客に利用されています。

歴史的背景

中山停留場は1908年に開業し、伊野線の咥内から枝川間の開通時に設けられました。開業当初から地域の交通の要所として機能しており、地元住民の移動手段として欠かせない存在でした。しかし、1943年には一時的に休止される事態に陥ります。この休止は、戦時中の影響を受けたものであり、交通需要の変化によるものでしたが、6年後の1949年に復活認可が下り、運行が再開されました。その後、停留場名は一時「中山通」とも称されていたとの記録もあります。2014年には、土佐電気鉄道が高知県交通と経営統合し、とさでん交通が設立され、現在の停留場名が定着しました。

年表

• - 1908年（明治41年）2月20日：土佐電気鉄道の停留場として開業。
• - 1943年（昭和18年）1月16日：休止。
• - 1949年（昭和24年）2月22日：復活認可。
• - 2014年（平成26年）10月1日：とさでん交通設立に伴い、運営が切り替わる。

停留場の構造

中山停留場は、東西方向に走る単線の軌道を挟むように、2つの乗り場が設けられています。両方の乗り場は互いに斜向かいに配置されており、伊野方面行きの乗り場は東側、西側にはりまや橋方面行きの乗り場があります。伊野方面行きの乗り場は、道路上に白線が引かれて示されていますが、特別な待合室などの施設は設置されていません。シンプルな構造ではあるものの、地域住民にとっては利用しやすいよう配慮されています。

周辺環境

中山停留場の周辺は新興住宅地が広がっており、生鮮品や日用品を取り扱う量販店や商店が国道33号沿いに並んでいます。このため、毎日多くの人々がこのエリアを訪れ、買い物や用事のために停留場を利用しています。特に、休日や週末には家族連れや観光客が見られ、地域経済にも寄与しています。

その他の関連情報

停留場の近くには「中山」バス停留所もあり、他の交通機関との接続が良好です。また、周辺には公園や緑地も点在しており、住民が憩いの場とすることができます。伊野線の隣の停留場は八代通停留場で、伊野方面へのアクセスも便利です。

中山停留場はその長い歴史と地域密着型の運営により、今後も地域の交通の中心的存在であり続けるでしょう。

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