八代通停留場

八代通停留場

八代通停留場（やしろどおりていりゅうじょう）は、高知県吾川郡いの町枝川に位置するとさでん交通伊野線の路面電車の停留場です。この停留所は、地域の交通の要所であり、周囲には新興住宅地や公共施設が点在しています。

歴史

八代通停留場の歴史は1908年（明治41年）に始まります。この年に伊野線の咥内停留場から枝川停留場が開通し、当停留場も設けられました。初めに設置された場所は後に八代信号所へと変わり、現在の停留場はその後、西に移動して設置されています。この移動により、信号所は客の乗降を扱うことがなくなり、2014年には中山停留場の近くへと再移設されました。

その後の年表としては、2014年に土佐電気鉄道が経営統合を行い、とさでん交通が新たに発足しました。これにより八代通停留場も新しい交通体系の一部として位置づけられました。2017年には、天神ヶ谷川の河川改修工事が行われ、その影響で停留場が北側に10メートル移設されました。

構造

停留場の構造は相対式で、2つの乗り場が東西方向に伸びる単線の軌道を挟むように配置されています。北側のホームははりまや橋方面行き、南側のホームは伊野方面行きの電車に利用されています。この設計は、乗客の利便性を考慮したものです。

周辺の施設

八代通停留場の周囲には生活必需施設が充実しており、様々な公共施設があります。具体的には、いの町役場の枝川出張所、いの町立枝川小学校、枝川郵便局、高知信用金庫伊野支店、JA高知県枝川出張所などがあります。これは、この地域が住みやすく、交通の要所としての役割を果たしていることを示しています。

また、国道33号（高知西バイパス）が停留場の東側で伊野線の軌道と交差しており、旧道とも合流しています。交通の便が良いことから、周辺には新興住宅地域が広がり、多くの住民がこのエリアに居住しています。

バスのアクセス

八代通停留場近くには「八代通」バス停留所も存在し、路線バスが利用可能です。これにより伊野線の路面電車と地域のバスの接続が良好で、住民や訪れる人々にとって便利な交通手段となっています。

隣接する停留所

八代通停留場の隣には、宇治団地前停留場があり、また八代信号所が西に位置しています。この路線の網は地域交通の重要な一部として、多くの人々の移動を支えています。

まとめ

八代通停留場は、地域の交通機関としての重要な役割を担っています。歴史的な背景や周辺の公共施設も含め、地域住民にとって欠かせない存在です。今後もその機能がより強化され、地域の発展に寄与することが期待されます。

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