中山昌亮

中山 昌亮（なかやま まさあき）のプロフィール

中山昌亮は1966年12月16日生まれの日本の漫画家で、特に怪談系のホラー漫画で知られています。代表作として『不安の種』や『後遺症ラジオ』があり、彼はオリジナル作品のみならず、他の作家の原作を基にした作品も多く手がけています。

経歴

彼は北海道旭川市出身で、北海道綜合美術専門学校（現在の北海道芸術デザイン専門学校）を卒業しました。中山のキャリアは1988年に始まり、同年に発表した『離脱』がアフタヌーン四季賞冬のコンテストで準入選を獲得しました。この成功により、中山の漫画家としての道が開かれました。

その後、彼は第20回ちばてつや賞一般部門で『SHUTTERED ROOM』が準入選を果たし、漫画界への足がかりをさらに固めました。1990年には『コミックモーニング増刊』にて『いい人なんだけど……』を掲載し、デビューを果たします。

1993年には『モーニング』で『オフィス北極星』が連載開始となり、その人気を博しました。これにより中山の名前は広まり、2006年には『PS -羅生門-』がテレビ朝日系列でドラマ化され、彼の作品に対する関心が高まりました。

2000年代には東京都内に仕事場を構えていましたが、のちに北海道札幌市に移り住むこととなります。東京時代は霊体験には無縁でしたが、札幌に引っ越してからの6年間、解体された神棚が残された仕事場では怪異な出来事が頻発し、彼自身も難病を患う体験をしました。

作品リスト

中山昌亮の代表的な作品は以下の通りです：

• - オフィス北極星（真刈信二原作）：講談社『モーニング』、全10巻
• - 突破者太陽傳（宮崎学原作）：講談社『ミスターマガジン』、全3巻
• - PS -羅生門-（矢島正雄原作）：小学館『ビッグコミックオリジナル』、全9巻
• - レネゲイド：リイド社『リイドコミック爆』、単巻
• - 不安の種：秋田書店『チャンピオンRED』、全3巻→2013年に実写映画化
• - 不安の種プラス：秋田書店『週刊少年チャンピオン』2007年9号 - 2008年15号、全4巻
• - 迷彩都市 -カモフラージュ・シティ-（我孫子武丸原作）：竹書房『近代麻雀』、全2巻
• - 泣く侍：リイド社『コミック乱ツインズ』2006年 - 2008年
• - 迷子マン：角川書店『コミックチャージ』2007年11号 - 2009年
• - ブラック・ジャック〜青き未来〜（手塚治虫原作、岩明均脚本）：秋田書店『週刊少年チャンピオン』2011年41号 - 2011年46号、2012年8号 - 2012年11号
• - FLAGMAN（相場英雄原作）：小学館『ビッグコミックオリジナル増刊号』2009年 - 2011年
• - 後遺症ラジオ：『ネメシス』2010年 - 2018年→講談社『コミックDAYS』、既刊6巻
• - 書かずの753（相場英雄原作）：小学館『ビッグコミックオリジナル増刊』2012年 - 2015年、全2巻
• - 末裔のほのか（作画：さおとめ愛、『Nemuki+』2025年9月号 - 連載中） - 原作・「化物」担当。

関連人物

助言を受けた漫画家やアシスタントとして共に仕事をした仲間もいます：

• - 池野雅博
• - 芝野郷太
• - 増田英二
• - 石塚真一

また、怪談系漫画においては西浦和也からの助言も受けています。

家族

中山昌亮は妻の則末絵美（志水ひなこ）と共に暮らしています。

まとめ

中山昌亮は独自のスタイルでホラー漫画を描き、多くの読者に愛され続けています。彼の作品は日本の漫画界において確固たる地位を築いており、これからのさらなる創作に期待が寄せられています。

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