中島良史

中島良史：スピードスターの軌跡

中島良史（なかじま よしふみ）は、1990年9月25日生まれ、高知県出身のプロバスケットボール選手です。身長175cm、体重78kgと、ポイントガードとしては比較的小柄ながら、そのスピードを活かしたドライブでディフェンスを切り裂きます。

プレースタイルと評価

中島の最大の特徴は、何と言ってもそのスピードです。ボールを保持した際の加速力は目を見張るものがあり、相手ディフェンダーを置き去りにするドライブは、彼の得意なプレーの一つです。和歌山トライアンズ時代にヘッドコーチを務めたジェリコ・パブリセヴィッチも、中島の身体能力、スピード、シュート力を高く評価していました。

キャリアの変遷

高校・大学時代

中島は高知大学教育学部附属中学校から明徳義塾高等学校に進学。高校時代にはインターハイとウィンターカップに出場しました。その後、天理大学に進学し、この頃から背番号52を着用するようになります。この背番号は、「ゴツ」という愛称の語呂合わせから来ているそうです。

プロとしてのスタート

大学卒業後の2013年5月、中島は和歌山トライアンズの練習生兼球団スタッフとしてキャリアをスタートさせました。フロント業務をこなしながら練習に励み、同年8月に選手契約を締結。2013-14シーズンには、つくばロボッツ戦でBリーグデビューを果たし、2得点を記録しました。しかし、シーズン終了後、チームの経営難により、多くの選手が契約を更新されず、中島もチームを離れることになりました。

秋田ノーザンハピネッツへ

2014年6月、中島はbjリーグのトライアウトを受験し、ドラフト会議にて秋田ノーザンハピネッツから1巡目で指名を受けました。翌7月には秋田との契約合意が発表され、新たな舞台での挑戦が始まりました。

Bリーグでの活躍

Bリーグ発足後は、青森ワッツ、愛媛オレンジバイキングス（B2）、パスラボ山形ワイヴァンズと、様々なチームでプレーしました。それぞれのチームで、持ち前のスピードと得点能力を活かし、チームに貢献しました。

2022年オフには鹿児島レブナイズに移籍しましたが、2024年7月、再びパスラボ山形ワイヴァンズに復帰。再び山形の地で、その才能を発揮することが期待されています。

中島良史は、決して恵まれた体格ではありませんが、持ち前のスピードと努力でプロの世界を切り開いてきました。彼の今後の活躍から目が離せません。

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