中島進護

中島進護氏（なかしま しんご）は、1992年12月6日生まれのラグビーユニオン選手です。主に日本のトップレベルのリーグで活躍し、そのキャリアを通じて国内ラグビー界に貢献しました。また、国際舞台では7人制日本代表としてもプレーした経験を持っています。福岡県出身。

比較的遅いスタートで、18歳からラグビーを始めました。高校はラグビーの強豪として名高い東福岡高校に進学。ここでは、後に日本代表選手となる布巻峻介氏をはじめ、北川賢吾氏、西内勇人氏ら多くの才能豊かな同級生たちと共に切磋琢磨しました。高校卒業後は福岡工業大学へ進学。大学在学中に才能が開花し、2013年9月には大学2年生で7人制ラグビーの日本代表に初選出され、国際試合を経験しました。さらに、大学の最終学年となった2014年には、福岡工業大学ラグビー部の主将としてチームを牽引する重責を担いました。

大学での顕著な実績を引っ提げ、卒業後の2015年にジャパンラグビートップリーグ所属のNTTコミュニケーションズシャイニングアークスに加入し、プロ選手としてのキャリアを本格的にスタートさせました。チームに加わった最初のシーズン、2015-2016シーズンのトップリーグ第6節、2015年12月19日に行われたHonda HEATとの試合で先発出場を果たし、記念すべき公式戦デビューを飾りました。シャイニングアークスでは不動の存在として活躍を続け、そのリーダーシップと献身性が評価され、2020年にはチームのキャプテンに就任しました。チームの中心選手として、また精神的支柱としてチームを支えました。

2022年には、所属するNTTグループのラグビーチーム体制が再編されることになりました。NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安とNTTドコモレッドハリケーンズ大阪が統合・再編成され、新たに浦安D-Rocksが設立されました。中島氏もこの新チームの選手スコッドの一員として選出され、引き続きジャパンラグビー リーグワンの舞台でプレーを続けました。浦安D-Rocksにおいても、その豊富な経験と安定したプレーでチームに貢献しました。

長きにわたりラグビー選手として活動してきましたが、2025年5月をもって浦安D-Rocksを退団し、現役を引退することを発表しました。18歳でラグビーに出会い、大学での日本代表選出、トップリーグおよびリーグワンでのプロ選手としての活躍、そして二度のチームキャプテン経験など、充実したキャリアを築きました。彼のひたむきなプレーとリーダーシップは、多くのファンや関係者に記憶されるでしょう。

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