中徳島町

中徳島町（なかとくしまちょう）

中徳島町は、徳島県徳島市に位置する町名で、内町地区に属しています。一丁目と二丁目があり、閑静な住宅地と文教施設が共存するエリアです。

地理

中徳島町は、ひょうたん島の北東部に位置し、北は助任川を隔てて南常三島町、南は徳島本町、西は徳島町に接しています。助任川には徳住橋が架かり、住吉地区と繋がっています。

特徴的なのは、町内に徳島県立城東高等学校などの教育施設が集まっていることで、文教地区としての落ち着いた雰囲気が漂っています。また、西側を国道11号が通り、交通量が多いのも特徴です。

河川：
助任川

歴史

江戸時代、中徳島町は重臣の屋敷が並ぶ武家地でした。助任橋のたもとには藩の会所（集会所）があり、そこから南へ伸びる道とその両側の町は「会所丁」と呼ばれていました。助任川河岸は「北浜」と呼ばれ、松並木が美しい景観を形作っていました（現在も一部が現存しています）。

明治時代に入ると、徳島本町・新蔵町と共に徳島町の一部となり、会所町・裏町・本丁北といった字名が存在しました。現在の1丁目が会所町・裏町、2丁目が本丁北にあたります。

1902年には、蜂須賀駿河屋敷跡（現在の城東高校）に徳島県師範学校女子部が開校し、教育機関としての歴史が始まりました。1941年に北徳島町などと共に徳島町から分離し、現在の中徳島町が誕生。1975年には北徳島町の一部を編入、中徳島町の一部が徳島町となりました。

かつては徳島市立動物園がありましたが、1997年に閉園。跡地は埋蔵文化財発掘調査の後、徳島文化公園として整備されました。

学区

中徳島町の公立小中学校の学区は以下の通りです。

小学校: 内町小学校
中学校: 徳島中学校

施設

公園
中徳島河畔緑地
徳島文化公園
企業
新聞放送会館
徳島新聞
四国放送
メディコム（徳島県の郷土出版社）
教育
徳島県立城東高等学校

かつて存在した施設

徳島市立動物園
徳島県立聾学校

交通

道路
一般国道
国道11号
都道府県道
徳島県道29号徳島環状線
橋
徳住橋 - 助任川を越え住吉へ
助任新橋 - 助任川を超え南常三島町へ

参考文献

『角川日本地名大辞典 36 徳島県』（1986年 ISBN 4040013603）

外部リンク

* 徳島市ホームページ

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