中村貴浩

中村 貴浩 (なかむら たかひろ)

中村貴浩は、2000年4月9日に福岡県筑後市で生まれ、広島東洋カープに所属するプロ野球選手です。ポジションは外野手及び内野手で、右投左打のプレースタイルを持っています。

経歴

プロ入り前

中村の野球人生は筑後市立松原小学校1年生の時に始まりました。当初は「松原ライオンズ」というチームでプレーし、その後筑後市立筑後北中学校に進学した際には硬式野球チーム「筑後ドジャース」に入団しました。高校は九州国際大学高等学校に進学し、そこでの1年夏には全国高等学校野球選手権大会に出場しましたが、試合には出場できず。彼は1年秋に二塁手のレギュラーを獲得し、その後3年時には三塁手としてチームを主導しましたが、北福岡大会では2回戦で敗退となりました。高校時代の同級生には甲斐生海選手がいます。

その後、九州産業大学に進学し、NCAAで外野手に転向しました。大学では試合に積極的に出場し、3年秋のリーグ戦では本塁打王と打点王に輝き、侍ジャパン大学代表候補にも選出されました。同級生には渡辺翔太選手と野口恭佑選手がいます。

プロ入りと広島時代

2022年10月20日、プロ野球ドラフト会議において広島東洋カープから育成ドラフト2位で指名を受けました。11月15日には仮契約を結び、背番号123を背負うことになりました。支度金319万円（推定）と年俸300万円（推定）が支給されました。

2023年には、5月17日までにウエスタン・リーグで34試合に出場し、打率.276、3本塁打、20打点という好成績を収めました。その成果を受け同日、支配下契約を締結し、背番号は97に変更されました。

選手としての特徴

中村選手の特筆すべき点は、大学時代に通算12本塁打を記録した長打力です。広島の担当スカウトである末永真史氏からはその強力な打撃力と肩の力量も高く評価されています。彼のパフォーマンスがチームに与える影響は大きいと期待されています。

記録

2023年シーズンにおける初出場は、5月19日の対阪神タイガース戦において、右翼手として先発出場することから始まりました。その試合では1回表に青柳晃洋投手から左飛で初打席を迎えました。初安打は5月23日の中日ドラゴンズ戦で記録し、福谷浩司投手から左前安打を放ちました。また、初打点は5月24日、同じく中日ドラゴンズ戦で涌井秀章投手から右前適時打を叩き出したことで達成しました。さらに、初盗塁は5月25日の再び中日との対戦で成功させています。

中村選手は今後もさらなる成長が期待されており、広島東洋カープの重要な選手としての地位を築いていくことでしょう。

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