中正紀念堂駅

中正紀念堂駅

中正紀念堂駅（ちゅうせいきねんどうえき）は、台湾の首都である台北市中正区に位置する台北捷運の駅です。副駅名として「南門」とも呼ばれており、台北捷運の重要な乗換駅として機能しています。

利用可能な路線

中正紀念堂駅は以下の3路線が利用可能です。

淡水信義線：当駅は淡水線と信義線の境界駅で、駅番号は「R08」です。
松山新店線：当駅は新店線と小南門線の境界駅で、駅番号は「G10」です。
萬大中和線：現在建設中で、駅番号は「LG01」となる予定です。

歴史

中正紀念堂駅は、台北捷運の発展とともにその歴史を刻んできました。

1998年12月24日：淡水線と新店線の開通に伴い開業しました。
2000年8月31日：小南門線が開業しました。
2001年9月17日：台風による水害で全線運行が停止しましたが、当駅は約2週間後に再開しました。
2013年11月24日：信義線が当駅から象山駅まで部分開業し、淡水線との直通運転を開始。また、新店線の一部列車が小南門線との直通運転を開始しました。
2014年：淡水信義線と松山新店線のホームに可動式ホーム柵が設置されました。
2017年2月12日：萬大線の工事が開始され、本駅もその工区に含まれています。

駅構造

中正紀念堂駅は地下駅で、複雑な構造を有しています。

地下2階：淡水信義線淡水方面行きと松山新店線松山方面行きのホームがあります。一部が吹き抜け構造となっています。
地下3階：淡水信義線象山方面行きと松山新店線新店方面行きのホームがあります。

各ホームは島式ホームで、同一方向への乗り換えは同一ホームで可能です。すべてのホームには可動式ホーム柵が設置されています。改札口は地下1階にあり、ホームの両端付近に別個に設置されていますが、それぞれが独立しており、コンコースなどで繋がっていません。

古亭駅や台大医院駅と同様に、駅の地下空間と地上の間に厚さ60cmの防爆板が設置されており、空襲や爆弾による破壊を防ぐ構造となっています。

建設中の萬大線は、地下2階に島式ホーム1面2線を有し、開業時からホームドアが設置される予定です。

駅階層

詳細な駅の階層については、駅構内の案内表示をご参照ください。

のりば

各路線の詳細な乗り場については、駅構内の案内表示をご参照ください。

駅出口

駅の出口は、南北に分かれており、それぞれ特徴があります。

出口1～4：駅の南側に位置します。
出口1：労保局
出口2：南門市場
出口3：金華街
出口4：林森南路
出口5～7：駅の北側に位置します。
出口5：中正紀念堂（通路にはギャラリー“捷運中正藝文廊”があります）
出口6：国家図書館
出口7：財政部

利用状況

2015年11月のデータによると、中正紀念堂駅の1日平均乗降人数は55,762人で、台北捷運内で21位の多さです。特に、対面乗り換えが可能な構造のため、乗り換え客が非常に多く、その数は台北捷運の乗換駅の中で1位となっています。

駅周辺

中正紀念堂駅周辺には、多くの公共施設や文化施設が集まっています。

中正紀念堂
国家両庁院
国家戯劇院
国家音楽庁
国家図書館
台北市立中正国民中学
台湾菸酒公司総部
財政部
中央銀行
中央気象局
国語日報
郵政博物館
台北市政府警察局中正第二分局
中正区行政中心
台北市中正区公所（区役所）
台北市中正区郵政事務所
台北市税捐稽微處中正分處
財政部台北国税局中正分局
台北市都市更新處
南門市場
台北市立教育大学
中華郵政愛国ビル
北市大附小
弘道國中
内政部警政署保安警察第六総隊
労保局
卡拉瓦里金湖社区
牯嶺街小劇場（実験的な演劇が行われる劇場で、建物は日本統治時代の憲兵分隊所です）
台北府城東門
YouBike（台北市公共自転車）羅斯福寧波東街口

バス路線

駅周辺には以下のバス停があります。

捷運中正紀念堂駅（羅斯福）
捷運中正紀念堂駅
捷運中正紀念堂駅（中山）
捷運中正紀念堂駅（労保局）
捷運中正紀念堂駅（愛国）

隣の駅

淡水信義線
台大医院駅 R09 - 中正紀念堂駅 R08 - 東門駅 R07
松山新店線
小南門駅 G11 - 中正紀念堂駅 G10 - 古亭駅 G09
萬大中和線（建設中）
中正紀念堂駅 LG01 - 植物園駅 LG02

脚注

詳細な脚注については、関連資料をご参照ください。

註釈

各註釈については、関連資料をご参照ください。

出典

各出典については、関連資料をご参照ください。

関連項目

台湾の鉄道駅一覧

外部リンク

台北捷運公司
駅情報 （日本語）
* 中正紀念堂駅周辺地図 （繁体字中国語）

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