中里光典

中里光典

中里光典（なかざと みつのり、1957年3月7日 - ）は、兵庫県出身の元競輪選手です。日本競輪学校（当時）第42期生として卒業し、日本[[競輪選手会]]兵庫支部に所属していました。1978年10月8日に甲子園競輪場でデビューし、同日には初勝利も挙げるという鮮烈なデビューを飾りました。

選手生活

中里選手のデビュー戦は1着、1着、2着という好成績でした。デビューから約2ヶ月後の12月12日には、岸和田競輪場で初優勝を果たしました。

1982年3月に大垣競輪場で開催された第35回日本選手権競輪では、一次予選4着、二次予選1着、準決勝3着と勝ち進みました。決勝では、最終コーナー付近で捲りきった高橋健二選手の番手に付き、直線で高橋選手を差し切って優勝を飾りました。このレースは中里選手にとって初の特別競輪（現在のGI）決勝進出であり、6番車ということもあり、全く人気がありませんでした。この優勝は、競輪ファンに大きな衝撃を与えました。

しかし、この日本選手権競輪での優勝が、中里選手にとって唯一の特別競輪決勝進出となり、その後は特別競輪での目立った活躍はありませんでした。また、1983年にS級が誕生しましたが、S級では一度も優勝することができませんでした。このため、中里選手は「一発屋」と呼ばれることもありました。

1988年10月18日には、平塚競輪場で行われた競輪発祥40周年記念レース「ルビーカップ」（現在の共同通信社杯競輪のルーツ）のシニア杯に出場しました。このレースでは、メンバー中最年少だったこともあり、人気を集めましたが、結果は6着に終わりました（優勝は荒木実選手）。

長年選手として活躍を続けましたが、晩年はA級3班に降格しました。2012年11月6日の和歌山競輪場でのレースで2着となった後、同年11月13日に選手登録を消除し、現役を引退しました。

競走スタイル

中里選手の競走スタイルは、捲りを得意とする追い込み選手でした。特に、日本選手権競輪で優勝したレースでは、最終コーナーで捲りきった選手をマークし、直線で差し切るという、中里選手の得意な展開がうまくはまったと言えます。しかし、S級では優勝できなかったことから、展開に左右される面もあったと考えられます。

引退後

引退後の情報については、現在、公にされていません。

通算成績

通算出走回数：2593回
通算勝利数：367勝
優勝回数：30回（うち特別競輪1回）

主な獲得タイトルと記録

1982年 - 日本選手権競輪（大垣競輪場）

関連項目

競輪選手一覧

外部リンク

現役時代の戦績 - KEIRIN.JP

もう一度検索