中鉄美作バス

中鉄美作バス株式会社

中鉄美作バスは、中鉄バスの完全子会社として、岡山県真庭市に本社を構える貸切バス事業者です。地域に密着したバス運行を通じて、人々の生活を支えています。

概要

1985年、中鉄バスの地域分離子会社として、総社バス・勝山バス・湯原バスの3社が発足しました。このうち、勝山バスが現在の真庭市勝山・久世・落合地区などを営業エリアとしていました。1992年5月には中鉄美作バスに商号を変更しています。

同年10月には、湯原バスを吸収合併し、現在の形態となりました。湯原バスは、真庭市湯原・蒜山地区と鳥取県倉吉市などを営業エリアとしていました。

合併後には、中鉄バス津山地区路線バスの一部が移管され、津山市コミュニティバス「ごんごバス」の運行も担当しました。

しかし、路線バス補助の縮小・廃止に伴い、2007年10月には真庭市内および鳥取県倉吉市内を運行する11路線を廃止。これらの路線は、真庭市コミュニティバス「まにわくん」、富乗合タクシー「やませみ号」、日本交通に移管されました。

中鉄バスや中鉄北部バスとは異なり、ICカード乗車券は導入されていませんでした。岡山県共通バスカードや中鉄バス専用バスカードも利用できませんでした。

沿革

1986年6月8日 - 中鉄バスの地域分離子会社として、総社バス・勝山バス・湯原バスの3社が設立。
1992年5月16日 - 勝山バスが中鉄美作バスに商号変更。
1992年10月1日 - 中鉄美作バスが湯原バスを吸収合併。
1999年10月1日 - 津山市コミュニティバス「ごんごバス」の運行を開始。
2005年10月1日 - 津山広域バスセンター - 二本松線を廃止。
2005年10月3日 - 津山広域バスセンター - 勝山中鉄バスセンター線のうち、津山広域バスセンター - 追分口間を廃止。
2006年10月5日 - 勝山中鉄バスセンター - 神庭の滝線を廃止。
2007年1月9日 - 勝山中鉄バスセンター - 富線のうち、余野上 - 富間を廃止。
2007年11月1日 - 真庭市内および鳥取県倉吉市内を運行する11路線を廃止し、真庭市コミュニティバス「まにわくん」などに移管。真庭市コミュニティバス「まにわくん」の運行を一部受託。
2009年4月1日 - 真庭市コミュニティバス「まにわくん」のうち、美甘・湯原・蒜山地域の運行受託を解除。
2011年4月1日 - 一般路線3路線と「ごんごバス」東循環線を中鉄北部バスへ移管。

営業所

本社営業所：岡山県真庭市勝山411-6
久世営業所：岡山県真庭市樫西3588-3
湯原営業所：岡山県真庭市湯原温泉155-8

受託運行路線

真庭市コミュニティバス「まにわくん」の一部路線を受託運行しています。

7系統（樫東・余野ルート）
8系統（樫西・三阪ルート）
17系統（湯原・中和ルート）
18系統（中和ルート）
23系統（勝山・追分ルート）
25系統（上福田・蒜山ルート）
31系統（蒜山・久世ルート）

中鉄北部バスに移管された路線

2011年3月31日をもって、以下の路線が中鉄北部バスに移管されました。

津山広域バスセンター - 野介代線
津山広域バスセンター - 西田辺線
津山広域バスセンター - 上横野線
ごんごバス東循環線

廃止された路線

多くの路線が廃止されており、その一部はコミュニティバスなどに引き継がれています。

津山広域バスセンター - 勝山中鉄バスセンター
津山広域バスセンター - 二本木
勝山中鉄バスセンター - 富村役場前
勝山中鉄バスセンター - 河内
勝山中鉄バスセンター - 大倉
勝山中鉄バスセンター - 神庭の滝
湯原温泉 - 倉吉駅

関連会社

中鉄バス
中鉄北部バス
中鉄観光
総社バス（中鉄総社バス）

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