中韓囲碁リーグ優勝対抗戦

中韓囲碁リーグ優勝対抗戦とは

中韓囲碁リーグ優勝対抗戦は、韓国の囲碁リーグと中国の囲碁リーグ、それぞれの優勝チームが対戦する国際棋戦です。この対抗戦は、両国の囲碁界の頂点を決める重要なイベントとして注目されています。過去には「韓中チャンピオンズリーグ」などの名称で開催されたこともあります。

歴史

この対抗戦は、2006年に「韓中チャンピオンズリーグ」として初めて開催されました。その後、2018年には「金立杯中韓囲碁リーグ優勝対抗戦」、2019年には「KB国民銀行杯韓中囲碁リーグ優勝対抗戦」と名称を変えながら開催されています。

各対抗戦の詳細

韓中チャンピオンズリーグ (2006年)

2005年の韓国囲碁リーグ優勝チーム「新星建設」と、中国囲棋甲級リーグ戦優勝チーム「上海移動通信」が対戦しました。各チーム4名の選手が出場し、北京で対局が行われました。

• - 結果: 2勝2敗の同点となり、主将同士の決戦で新星建設が勝利しました。
• - 後援: 新星建設
• - 優勝賞金: 2000万ウォン
• - ルール: 中国ルール、コミは7目半
• - 持ち時間: 4局中2局は各2時間40分、1分の秒読み5回。残り2局と主将決戦は各10分、50秒の秒読み3回。

金立杯中韓囲碁リーグ優勝対抗戦 (2018年)

2017年の韓国囲碁リーグ優勝チーム「正官庄皇眞丹」と、中国囲棋甲級リーグ戦優勝チーム「中信北京」が対戦しました。各チーム4名の選手が出場し、北京で2回戦制の対局が行われました。

• - 結果: 第1戦は正官庄が3勝1敗、第2戦は2勝2敗で、合計5勝3敗で正官庄が勝利しました。
• - 主催: 中国棋院、韓国棋院
• - 後援: 金立集団
• - 優勝賞金: 15万元
• - ルール: 中国ルール、コミは7目半
• - 持ち時間: 4局中3局は各2時間、1分の秒読み5回。残り1局（快棋戦）は1手30秒、1分の秒読み10回。

KB国民銀行杯韓中囲碁リーグ優勝対抗戦 (2019年)

2018年の韓国囲碁リーグ優勝チーム「浦項ポスコケムテク」と、中国囲棋甲級リーグ戦優勝チーム「江蘇華泰証券」が対戦しました。各チーム5名の選手が出場し、ソウルで2回戦制の対局が行われました。

• - 結果: 第1戦は浦項が3勝2敗、第2戦は江蘇が3勝2敗で、合計5-5の同点となりました。第2戦で行われた主将戦を制した江蘇チームが勝利しました。
• - 主催: 韓国棋院
• - 共催: 中国囲棋協会
• - 後援: KB国民銀行
• - 優勝賞金: 5000万ウォン
• - コミ: 6目半
• - 持ち時間: 5局中1局は各1時間、1分の秒読み1回。残り4局（快棋戦）は各10分、40秒の秒読み5回。

まとめ

中韓囲碁リーグ優勝対抗戦は、両国のトップ棋士がプライドをかけて戦う、非常にハイレベルな戦いです。各対抗戦のルールや持ち時間、参加チームの変遷など、その歴史も興味深いものがあります。今後もこの対抗戦が両国の囲碁界の発展に貢献することが期待されます。

参考資料

• - 『2006韓国囲碁年鑑』洋泉社 2007年
• - 中国棋牌網「中韩联赛冠军对抗赛 韩国正官庄5:3胜中信北京」
• - 韓国棋院「韓・中国囲碁リーグ王中王」
• - 韓国棋院「韓・中国囲碁リーグ チャンピオン対決」

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