久々野町

久々野町（くぐのちょう）

久々野町は、かつて岐阜県大野郡に存在した町です。2005年2月1日、周辺の町村とともに高山市に編入され、その歴史に幕を閉じました。

地理

久々野町は、山々に囲まれた自然豊かな地域でした。主な山として、位山、六郎洞山、船山、大坊山、高屹山、黒手山、槍ヶ尾山、大沢山などがそびえ立っています。また、大坊本谷などの河川が流れ、朝日ダムや秋神ダムといったダムも存在していました。

隣接する自治体としては、高山市、下呂市、そして大野郡の朝日村と宮村がありました。

歴史

久々野町の歴史は、1889年（明治22年）の町村制施行に始まり、久々野村が発足しました。その後、1897年に河内村と合併し、新たな久々野村が誕生します。1951年には町制を施行し、久々野町となりました。

しかし、2005年2月1日、久々野町は高山市に編入され、自治体としての歴史を終えました。

行政

久々野町の最後の町長は、東季彦氏で、1993年4月13日から2005年2月1日までその任を務めました。

また、国際交流として、台湾の頭城鎮と友好姉妹都市提携を結んでいました（1996年）。

教育

町内には、久々野中学校と久々野小学校がありました。

過去には、大西中学校、渚中学校、久々野小学校有道分校、渚小学校、大西小学校も存在しましたが、いずれも2005年以前に廃校となっています。

交通

鉄道は、JR高山本線が町内を通過しており、渚駅と久々野駅が利用できました。

道路に関しては、町内に高速道路はありませんでしたが、国道41号、国道361号、岐阜県道87号久々野朝日線、岐阜県道455号段久々野線などの一般道が整備されていました。

また、中部北陸自然歩道も町内を通過しており、自然の中を歩くことができました。

名所・旧跡・観光スポット

久々野町には、以下のような観光スポットがありました。

あららぎ湖
ひだ舟山スノーリゾートアルコピア（2023年3月12日廃止）
モンデウス飛騨位山スノーパーク
道の駅飛騨街道なぎさ
堂之上遺跡（国の史跡）
歴史民俗資料館
* 女男滝

その他

久々野町に関する情報として、岐阜県の廃止市町村一覧や、ククノチというキーワードも関連しています。また、高山市の久々野支所や、ひだ桃源郷くぐの観光協会のウェブサイトも参考になります。


かつては独立した町として存在した久々野町ですが、現在は高山市の一部として、その歴史と文化が受け継がれています。

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