久保陽香

久保陽香（くぼ はるか）は、1987年1月13日に兵庫県神戸市で生まれた日本の女優、タレントです。2016年12月よりNY企画に所属し、以降、映像作品、舞台、CMなど、幅広い分野で活躍しています。

彼女のキャリアは、2008年の大阪・近畿きものの女王コンテストでのグランプリ受賞や、2009年のDHCシンデレラアワードでのファイナリスト選出といった受賞歴がその一歩となったと言えるでしょう。

映像作品においては、テレビドラマで多数の作品にゲスト出演しており、「最高の離婚」（フジテレビ）、「相棒season16」（テレビ朝日）、「チート〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜」（読売テレビ）など、話題作を含む多様な役柄を演じています。映画においても精力的に活動しており、「ヒカップガール」（2011年）、「私以外の人」（2015年）ではヒロインを務め、「見栄を張る」（2016年）や「たまゆら」（2018年）では主演を果たすなど、作品の中心人物として存在感を示しています。また、「奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール」（2017年）や「検察側の罪人」（2018年）といった著名な作品にも出演しています。配信ドラマにも出演しており、Amazonプライム・ビデオの「日本をゆっくり走ってみたよ」やLINE NEWS VISIONの「ソムニウム」などがあります。特に「北欧、暮らしの道具店」が手がける短編ドラマ「青葉家のテーブル」ではシリーズを通して主要キャラクターである「めいこ」を演じ、その後に制作された映画版にも同じ役で出演するなど、ファンからの人気も高い役柄となっています。

久保陽香の活動の中でも特に目立つのがCM出演の多さです。花王、KIRIN、ロート製薬、湖池屋、サントリー、JOYSOUND、東京海上日動、KAGOME、山崎製パン、コカ・コーラパーク、ドクターリセラ、めちゃコミック、ACジャパン、SHARP、全薬工業、JCB、カルビー、大塚製薬、千趣会、Amazon、広島県呉市、日本弁護士連合会、スターバックス、Green、ECCジュニア、YKK AP、テレビ朝日、静岡いちご、伊藤忠クレヴィア、アサヒスーパードライ、JR東海、クラシルなど、数えきれないほどの企業・商品の広告に登場しており、その親しみやすく、時にはコミカルな存在感で多くの視聴者に印象を残しています。

その他の活動として、テレビ番組では、関西ローカルを中心にレギュラー出演の経験があるほか、「テクネ映像の教室」（NHK）や「全力坂」（テレビ朝日）のインフォマーシャルなど、多岐にわたる番組に出演しています。「はるさんぽ。」では旅人を務め、自然な姿を見せました。ミュージックビデオではRYOEIや空想委員会などのアーティストの作品でヒロインを演じ、楽曲の世界観を彩っています。舞台にも意欲的に取り組んでおり、「ピイチクパアチク」（2011年）で主演を務めたほか、「The Joker」（2012年）や「桜の餌 ～缶詰篇～」（2015年）、「川辺市子のために」（2015年・2016年再演）ではヒロインや主要キャストとして出演し、生身の芝居でも観客を魅了しています。モデルとしても活動し、永瀬正敏氏の写真集やNikon、IDÉE POOLなどのカタログ、雑誌の表紙などを飾っています。ラジオ出演も経験しており、NHK FMシアター「ティティヴィルスの見えない蜂」に出演しました。

また、女優・タレントとしての活動に加え、「ヒサヤスハルカ」名義で監督・脚本家としても才能を発揮しています。黒木渚の短編映画「窓」（2014年）や、欅坂46の個人PV「あの日の忘れ物」（2017年）の監督・脚本を手がけるなど、自身の表現の幅を広げています。

多方面で活躍する久保陽香は、女優としての確かな演技力と、タレントとしての幅広い表現力で、日本のエンターテイメント業界において独自のポジションを確立しています。今後のさらなる活躍が期待される人物です。

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