久山秀雄

久山 秀雄の生涯と業績

久山 秀雄（ひさやま ひでお）は、1905年1月23日に兵庫県で誕生し、1971年8月23日に逝去した日本の内務・警察官僚です。彼の豊かな経歴は、日本の内務省及び警察の発展に大きな役割を果たしました。彼は陸軍司政官としても知られ、内務省警保局長など多くの重要な職務を担当しました。

教育背景

久山は兵庫県立第二神戸中学校を卒業後、第一高等学校に進学します。1923年には東京帝国大学法学部政治学科を卒業し、その後1927年に文官高等試験行政科に合格し、内務省に入省。彼の教育と資格は後の公務員生活において基盤となりました。

官僚としての経歴

久山はまず兵庫県に所属として内務部地方課に配属され、その後も多くの役職を歴任します。彼は地方警視として福井県の警察部保安課長を務め、青森県警察部特別高等警察課長や神奈川県警察部警務課長としても活躍しました。これらの職務を通じて、彼は警察組織の内部で信頼と評価を得ていきます。

その後、内務事務官として警保局図書館勤務を経験し、山梨県では書記官として警察部長を務めました。内閣情報部書記官としては、第一課長及び第二課長の職務を兼任し、警保局警務課長にも就任。これにより、彼は日本の内務と警察に関する政策形成に深く関与しました。

戦時中の活動

1942年10月には、陸軍司政官に任命され南方軍軍政総監部に付属しました。戦時中にもかかわらず、彼は重要な政策形成や実行に関与しました。1944年に帰国し、内務書記官として大臣官房勤務を行うことになります。これ以後も、千葉県内政部長や情報局において様々な重要な役割を担いました。

終戦後のキャリア

久山は1947年6月に警保局長に就任し、内務省の最高幹部としての責任を果たします。1948年には総理庁内事局第一局長に転任し、その後は東京警察管区本部長や福岡警察管区本部長として地域の治安維持に努めます。1952年8月には退官し、公務員としてのキャリアを終えました。

晩年の活動

退官後の久山は、国民協会の常務理事や事務局長を務め、社会に貢献し続けました。また、神戸発動機の東京事務所で顧問職にも就き、企業活動にも関与しました。

まとめ

久山秀雄は、日本の内務と警察の分野で数十年にわたり献身的に働き、多くの重要な役職を歴任しました。彼の業績は、戦時及び戦後の日本社会の発展に大きく寄与しており、その足跡は歴史に刻まれています。

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